ハンバーグを失敗しにくく焼くには、焼き時間だけでなく、肉だねの温度、練り方、厚み、火加減をそろえることが大切です。
冷たいひき肉を粘りが出るまで練り、表面のひびを閉じて厚みをそろえると、焼いている途中の割れや肉汁の流出を抑えやすくなります。
フライパンでは、最初に焼き色を付け、裏返した後にふたをして弱めの火で蒸し焼きにするのが基本です。
中心まで火が通ったか不安な場合は、見た目や焼き時間だけに頼らず、調理用温度計も利用しましょう。
この記事では、基本のフライパン焼きに加え、中心まで加熱しやすい小さめハンバーグ、煮込みハンバーグ、オーブン仕上げなど、家庭で実践しやすい7つの作り方を紹介します。
弁当や作り置きに使う場合の保存、再加熱の注意点もあわせて整理します。
・ハンバーグが割れたり崩れたりする原因と対策
・表面を焦がさず中心まで加熱するフライパンの使い方
・蒸し焼き、煮込み、小さめ成形を使い分ける方法
・作り置きや弁当に使うときの保存と再加熱の注意点
作りたいレシピから見たい場合は、目次から気になる項目を選んでください。
失敗しにくいハンバーグ作りは肉だねの準備から始まる
ハンバーグが割れる原因は、焼き方だけにあるとは限りません。 肉だねの温度が上がりすぎている、材料の水分が多い、十分に練れていない、表面にひびが残っているといった状態でも、加熱中に形が崩れやすくなります。
まずは肉だねを成形しやすい状態に整え、大きさと厚みをそろえることが大切です。 焼く前の準備を丁寧に行うと、表面と中心の加熱差も小さくしやすくなります。
ひき肉と材料を冷たい状態で手早く混ぜる
ひき肉の脂がやわらかくなりすぎると、肉だねがべたつき、成形しにくくなります。 ひき肉は混ぜる直前まで冷蔵庫に入れておき、ボウルやほかの材料も準備してから作業を始めましょう。
炒めた玉ねぎを加える場合は、熱いままひき肉と混ぜないことが重要です。 玉ねぎの粗熱を取り、触って熱さを感じない程度まで冷ましてから加えます。
手の温度で肉だねが温まりやすい場合は、ボウルの底を氷水に当てながら混ぜる方法もあります。 長時間練り続けるのではなく、必要な粘りが出たらほかの材料を混ぜ、手早く成形へ進みます。
塩を加えて粘りが出るまで練る
ひき肉に塩を加えたら、肉の粒がまとまり、全体に粘りが出るまで練ります。 指で持ち上げたときに肉だねがすぐにばらけず、ボウルの中でひとまとまりになる状態が目安です。
最初から玉ねぎ、卵、パン粉などをすべて加えると、ひき肉の状態が分かりにくくなります。 先にひき肉と塩を練り、粘りが出てからほかの材料を混ぜると、まとまりを判断しやすくなります。
ただし、肉だねが温かくなるほど長く練る必要はありません。 冷たさを保ったまま、表面がなめらかになる程度まで混ぜます。
玉ねぎや豆腐の水分を調整する
玉ねぎや豆腐から出る水分が多いと、肉だねがやわらかくなり、持ち上げたときや裏返すときに崩れやすくなります。
炒め玉ねぎは水分を飛ばし、十分に冷ましてから加えます。 生の玉ねぎを使う場合は細かく刻み、大きな粒が肉だねのつなぎ目を押し広げないようにします。
豆腐入りハンバーグでは、豆腐の水分をすべて抜く必要はありません。 キッチンペーパーで包んで軽く水切りし、肉だねが手で成形できるかたさになるよう、パン粉の量で調整します。
肉だねがやわらかすぎる場合は、パン粉を少量ずつ追加します。 一度に多く加えるとかたくなりやすいため、まとまりを見ながら調整しましょう。
空気を抜いて表面のひびを閉じる
成形するときは、1個分の肉だねを両手の間で数回軽く打ち付け、内部に残った大きな空気を抜きます。 空気が多く残っていると、加熱中に内部が膨らみ、ひび割れの原因になることがあります。
空気を抜いた後は、小判形に整え、表面と側面のひびを指でなでるように閉じます。 縁が薄くなりすぎると焦げやすいため、周囲まで均一な厚みに整えましょう。
強く何度も打ち付ける必要はありません。 肉だねがまとまり、表面がなめらかになれば十分です。
厚みをそろえて中央を軽くくぼませる
厚みが異なるハンバーグを同時に焼くと、薄いものだけ先に焼け、厚いものの中心が生焼けになりやすくなります。 同じフライパンで焼く分は、重さと厚みをできるだけそろえましょう。
基本のフライパン焼きでは、中央を指で軽く押し、浅くくぼませます。 加熱によって中央が膨らんだときに、全体の厚みをそろえやすくするためです。
深くへこませる必要はありません。 初心者は極端に厚くせず、2cm程度を目安に成形すると、中心まで熱を通しやすくなります。
生焼けや割れを防ぐフライパンでの焼き方
ハンバーグをフライパンで焼くときは、最初から最後まで同じ火力にしないことがポイントです。 最初に表面へ焼き色を付け、裏返した後は火を弱め、ふたをして中心まで加熱します。
強火を続けると表面だけが焦げ、中心部との温度差が大きくなります。 一方で、フライパンが冷たい状態から弱火だけで焼くと、肉汁が流れ出たり、表面が崩れたりすることがあります。
表面を焦がさないフライパンの温度と火加減
フライパンは中火で温め、油を薄く広げてからハンバーグを入れます。 油から煙が出るほど熱くする必要はありません。
肉だねを入れた後は、中火から中弱火を目安にし、表面へ焼き色を付けます。 短時間で黒く焦げる場合は火力が強すぎるため、すぐに弱めましょう。
フライパンの材質、コンロの火力、ハンバーグの個数によって適した火加減は変わります。 焼き時間を固定するより、焦げ方や音を見ながら調整することが大切です。
焼き色が付くまで動かさず返すのは基本1回にする
肉だねをフライパンに置いた直後は、表面がまだやわらかく、動かすと崩れやすい状態です。 焼き色が付くまでは、位置を変えたり、へらで何度も持ち上げたりしないようにします。
側面の下半分が白っぽくなり、底面に焼き色が付いたら、幅の広いへらを深く差し込んで裏返します。 返すときに高い位置から落とすと割れやすいため、フライパンの近くで静かに返しましょう。
裏返す回数は基本的に1回とし、追加加熱が必要な場合も頻繁に動かさないようにします。
裏返した後はふたをして弱めの火で蒸し焼きにする
裏返したら火を弱め、水または酒を少量加えてふたをします。 フライパンの中に蒸気を保つことで、表面を焦がしすぎず、中心まで熱を届けやすくなります。
水分はハンバーグが浸るほど入れず、2〜3個に対して大さじ2〜3程度を目安にします。 途中で水分が完全になくなり、底が焦げそうな場合は、少量ずつ足します。
ふたを頻繁に開けるとフライパン内の温度が下がります。 火加減を弱めに保ち、ある程度加熱してから中心の状態を確認しましょう。
焼いている途中でへらを押し付けない
ハンバーグをへらで押さえると、形を平らにできるように見えますが、内部の肉汁が流れ出やすくなります。 焼き色を付けるために強く押し付ける必要はありません。
中央の膨らみが気になる場合は、焼く前の成形で厚みをそろえ、浅いくぼみを付けておきます。 加熱中は必要以上に触らず、表面が固まるのを待ちましょう。
中心温度と肉汁を組み合わせて焼き上がりを確認する
ひき肉料理は、表面だけでなく中心まで十分に加熱する必要があります。 調理用温度計を使える場合は、最も厚い部分へ横から差し込み、中心部が75℃に達した状態で1分以上加熱できているか確認します。 (出典:厚生労働省公式サイト)
温度計がない場合は、中央へ竹串を刺し、出てくる肉汁に赤みが残っていないかを確認します。 ただし、色や肉汁だけを唯一の判断基準にはせず、厚み、加熱時間、弾力もあわせて判断しましょう。
焼き上がったハンバーグは、中央を押したときにやわらかく沈み込む状態ではなく、弾力を感じる状態が目安です。 不安がある場合は、そのまま食べずに追加加熱します。
生焼けに気付いたときは弱火で追加加熱する
表面に十分な焼き色が付いているのに中心が生焼けの場合は、強火で焼き直すと外側が焦げやすくなります。 フライパンに戻し、少量の水を加えてふたをし、弱火で追加加熱しましょう。
切った後に生焼けへ気付いた場合は、切り口を下にしてフライパンへ戻すと、中心部へ熱を当てやすくなります。 煮込みソースへ入れ、弱火で加熱する方法もあります。
電子レンジを使う場合は、加熱むらを抑えるため短時間ずつ加熱し、途中で向きを変えます。 いずれの方法でも、最も厚い部分まで十分に熱くなったことを確かめます。
作る個数や用途に合わせた成形と加熱の選び方
ハンバーグの失敗を減らすには、使う場面に合った大きさと加熱方法を選ぶことも大切です。 厚みのある大きなハンバーグは見栄えがしますが、中心まで火を通すには時間がかかります。
焼き加減に慣れていない場合や弁当に使う場合は、小さめに成形すると加熱状態をそろえやすくなります。 大きめに作りたい場合は、煮込みやオーブン仕上げを取り入れましょう。
初心者は厚すぎない小さめサイズから始める
小さめのハンバーグは、表面から中心までの距離が短く、熱が届きやすいのが利点です。 1個当たりの重さと厚みをそろえれば、複数個を焼く場合も加熱むらを抑えやすくなります。
弁当に入れる場合は、容器の大きさに合わせて平たい小判形にします。 小さくても中央まで十分な加熱が必要なため、焼き時間だけで判断しないようにしましょう。
大きめハンバーグは表面と中心の加熱差に注意する
大きめのハンバーグは、表面に焼き色が付いても、中心の温度が十分に上がっていないことがあります。 強火で一気に仕上げず、裏返した後は火を弱めて蒸し焼きにします。
厚みがある場合は、フライパンで両面に焼き色を付けてから、オーブンで仕上げる方法も適しています。 中心温度を測る場合は、表面近くではなく、最も厚い部分を測りましょう。
一度に焼きすぎず厚みと大きさをそろえる
フライパンへハンバーグを詰め込みすぎると、肉だねを入れたときに温度が大きく下がります。 肉汁や水分が多く出ると、表面が焼ける前に蒸された状態になり、崩れやすくなります。
ハンバーグ同士の間に余裕を持たせ、へらを差し込めるスペースを確保しましょう。 個数が多い場合は、無理に一度で焼かず、数回に分けます。
煮込みとオーブン仕上げを使い分ける
煮込みハンバーグは、両面へ焼き色を付けた後、ソースの中で追加加熱できる方法です。 フライパン焼きだけでは中心の火通りが不安なときや、ソースをしっかり絡めたいときに向いています。
オーブン仕上げは、厚みのあるハンバーグを複数個作る場合に便利です。 フライパンで香ばしい焼き色を付け、オーブンで中心まで加熱します。
どちらの方法でも、煮込んでいる、またはオーブンへ入れたという理由だけで、加熱できたと判断しないことが大切です。 肉だねの大きさに合わせて加熱状態を確かめます。
失敗しにくいハンバーグの焼き方レシピ7選
基本のフライパン蒸し焼きハンバーグ
両面に焼き色を付け、ふたをして蒸し焼きにする基本のハンバーグです。 最初に表面を固めてから火を弱めるため、焦げを抑えながら中心まで加熱しやすくなります。
材料の目安
・合いびき肉 300g
・玉ねぎ 1/2個
・卵 1個
・パン粉 1/2カップ
・牛乳 大さじ3
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・ナツメグ 好みで少々
・焼き油 小さじ1
・蒸し焼き用の水または酒 大さじ3
・好みのソース 適量
作り方
- 玉ねぎをみじん切りにし、少量の油でしんなりするまで炒め、十分に冷まします。
- パン粉と牛乳を混ぜ、パン粉を湿らせます。
- 冷たい合いびき肉に塩を加え、粘りが出るまで手早く練ります。
- 卵、パン粉、玉ねぎ、こしょう、ナツメグを加え、全体が均一になるまで混ぜます。
- 2〜3等分し、空気を抜きながら小判形に整え、表面のひびを閉じて中央を軽くくぼませます。
- 中火で温めたフライパンに油を広げ、肉だねを入れて焼き色が付くまで動かさずに焼きます。
- 裏返して水または酒を加え、ふたをして弱火で蒸し焼きにします。
- 最も厚い部分まで火が通ったことを確認し、器へ盛り付けて好みのソースをかけます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・玉ねぎを冷ましてから混ぜると、肉だねの温度上昇を抑えられます
・表面のひびを閉じると、割れや肉汁の流出を抑えやすくなります
・裏返した後に火を弱めると、表面の焦げと中心の生焼けを防ぎやすくなります
・同時に焼くハンバーグの厚みをそろえると、加熱状態を合わせやすくなります
保存・食べ方の補足
・加熱後は室温に長く置かず、粗熱が取れたら清潔な容器へ移します
・保存する場合は、ソースと分けると味の濃さや水分を調整しやすくなります
・食べるときは中心まで十分に再加熱します
・目玉焼きや温野菜を添えると、食卓の主菜として組み合わせやすくなります
薄めに成形する小さめミニハンバーグ
肉だねを薄めの小判形にし、中心まで火を通しやすくしたミニハンバーグです。 大きなハンバーグの加熱が難しい人や、弁当へ入れやすいサイズで作りたい人に向いています。
材料の目安
・合いびき肉 300g
・玉ねぎ 1/2個
・卵 1個
・パン粉 1/2カップ
・牛乳 大さじ2
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・焼き油 小さじ1
・蒸し焼き用の水 大さじ2
作り方
- 玉ねぎを細かいみじん切りにして炒め、十分に冷まします。
- 合いびき肉に塩を加えて練り、粘りが出たら卵、パン粉、牛乳、玉ねぎ、こしょうを加えます。
- 肉だねを8等分し、空気を抜きながら平たい小判形に整えます。
- フライパンを中火で温めて油を広げ、ミニハンバーグを間隔を空けて並べます。
- 底面に焼き色が付いたら裏返し、水を加えてふたをします。
- 弱火で蒸し焼きにし、中心まで火が通ったことを確認します。
- ふたを外して余分な水分を飛ばし、表面を軽く焼いて仕上げます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・1個当たりの大きさをそろえると、加熱むらを抑えやすくなります
・厚く丸めず、平たく整えると中心まで熱を届けやすくなります
・フライパンへ詰め込みすぎず、数が多い場合は分けて焼きます
・ソースを変えることで、夕食用と弁当用に使い分けられます
保存・食べ方の補足
・弁当に入れる場合は中心まで加熱し、十分に冷ましてから詰めます
・ケチャップソース、おろしポン酢、カレーソースなどに合わせられます
・冷凍する場合は、加熱後に1個ずつ包むと必要な分だけ取り出しやすくなります
・解凍後は表面だけでなく中心まで十分に温めます
トマトソースの煮込みハンバーグ
ハンバーグの両面を焼いた後、トマトソースで煮込む主菜です。 ソースの中で追加加熱できるため、フライパンだけで仕上げるより中心まで熱を届けやすくなります。
材料の目安
・合いびき肉 300g
・玉ねぎ 1個
・卵 1個
・パン粉 1/2カップ
・牛乳 大さじ3
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・焼き油 小さじ1
・カットトマト缶 200g
・水 100ml
・ケチャップ 大さじ2
・ウスターソース 大さじ1
・しめじ 1/2パック
作り方
- 玉ねぎの半量をみじん切りにし、炒めて冷まします。残りは薄切りにします。
- 合いびき肉に塩を加えて練り、卵、パン粉、牛乳、炒め玉ねぎ、こしょうを混ぜます。
- 2〜3等分して成形し、表面のひびを閉じます。
- フライパンに油を熱し、ハンバーグの両面へ焼き色を付けて一度取り出します。
- 同じフライパンで薄切り玉ねぎとしめじを炒めます。
- トマト、水、ケチャップ、ウスターソースを加え、煮立ったらハンバーグを戻します。
- ふたをして弱火で煮込み、途中でソースをかけながら中心まで加熱します。
- ふたを外し、ソースが水っぽい場合は焦がさないように軽く煮詰めます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・表面を焼いてから煮込むと、形を保ちやすくなります
・煮込み中は強く沸騰させず、ハンバーグが崩れない火加減を保ちます
・トマトの酸味が強い場合は、ケチャップや少量の砂糖で調整できます
・きのこや薄切り玉ねぎを加えると、ソースに具材感を出せます
保存・食べ方の補足
・煮込み料理は鍋のまま室温で長時間冷まさず、保存する分を浅い容器へ小分けします
・冷蔵または冷凍する場合は、できるだけ早く温度を下げて保存します
・再加熱するときはソースを混ぜ、ハンバーグの中心まで十分に温めます
・パスタや温野菜を添えると、残ったトマトソースも使いやすくなります
きのこ入り和風煮込みハンバーグ
しょうゆとみりんを使った煮汁に、しめじやえのきを加える和風の煮込みハンバーグです。 トマト味以外の煮込みを作りたいときや、ご飯に合わせやすい味付けにしたいときに向いています。
材料の目安
・合いびき肉 300g
・玉ねぎ 1/2個
・卵 1個
・パン粉 1/2カップ
・牛乳 大さじ3
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・しめじ 1/2パック
・えのき 1/2袋
・水またはだし 200ml
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 小さじ1
・焼き油 小さじ1
・水溶き片栗粉 好みで適量
作り方
- 玉ねぎをみじん切りにして炒め、十分に冷まします。
- 合いびき肉へ塩を加えて練り、卵、パン粉、牛乳、玉ねぎ、こしょうを混ぜます。
- 肉だねを2〜3等分し、空気を抜いて小判形に整えます。
- フライパンに油を熱し、ハンバーグの両面へ焼き色を付けます。
- 石づきを除いたしめじと、食べやすい長さに切ったえのきを加えます。
- 水またはだし、しょうゆ、みりん、砂糖を加え、ふたをして弱火で煮込みます。
- 中心まで火が通ったことを確認し、好みで水溶き片栗粉を加えて煮汁にとろみを付けます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・きのこは複数種類を組み合わせると食感を変えられます
・煮汁が減りすぎた場合は、水を少量足して焦げ付きを防ぎます
・水溶き片栗粉は中心まで加熱できた後に加えます
・大根おろしや小ねぎを添えると、味の変化を付けられます
保存・食べ方の補足
・煮汁と一緒に保存すると表面の乾燥を抑えやすくなります
・保存する場合は浅い容器へ小分けし、室温に長く置かないようにします
・再加熱時は煮汁を混ぜ、中心まで十分に温めます
・煮汁を煮詰めすぎると味が濃くなるため、再加熱時に少量の水で調整します
鶏ひき肉と豆腐のやわらかハンバーグ
鶏ひき肉に木綿豆腐を加えた、やわらかな食感のハンバーグです。 合いびき肉以外で作りたい場合や、肉の一部を豆腐へ置き換えたい場合に取り入れやすいレシピです。
材料の目安
・鶏ひき肉 300g
・木綿豆腐 150g
・玉ねぎ 1/2個
・パン粉 大さじ3〜5
・塩 小さじ1/3
・おろししょうが 小さじ1/2
・こしょう 少々
・焼き油 小さじ1
・蒸し焼き用の水 大さじ3
・ポン酢または好みのたれ 適量
作り方
- 木綿豆腐をキッチンペーパーで包み、余分な水分を軽く切ります。
- 玉ねぎをみじん切りにして炒め、十分に冷まします。
- 鶏ひき肉に塩を加え、粘りが出るまで練ります。
- 豆腐、玉ねぎ、おろししょうが、こしょう、パン粉を加えて混ぜます。
- 肉だねがやわらかすぎる場合はパン粉を少量ずつ足し、4個程度の小判形に整えます。
- フライパンを中火で温めて油を広げ、肉だねを並べます。
- 底面が固まり、焼き色が付いてから静かに裏返します。
- 水を加えてふたをし、弱火で中心まで十分に加熱します。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・豆腐の水分量によってパン粉の量を調整します
・やわらかい肉だねは小さめに成形すると返しやすくなります
・鶏ひき肉は加熱前後の色の変化だけに頼らず、中心までの火通りを確かめます
・脂質は使用する鶏ひき肉の部位や焼き油、たれの量によって変わります
保存・食べ方の補足
・大根おろしとポン酢、しょうがあん、照り焼きだれなどに合わせられます
・冷めてもやわらかいため弁当にも使えますが、十分に加熱してから冷まして詰めます
・保存時は重ねず、形を崩さないように容器へ入れます
・再加熱するときは乾燥を防ぐため、少量の水を加えてふたをすると温めやすくなります
フライパンで作る照り焼きミニハンバーグ
小さめに焼いたハンバーグへ、しょうゆ、みりん、砂糖を使った照り焼きだれを絡めるレシピです。 弁当や作り置きへ展開しやすく、ご飯に合わせやすい味付けに仕上がります。
材料の目安
・合いびき肉 300g
・玉ねぎ 1/2個
・卵 1個
・パン粉 1/2カップ
・牛乳 大さじ2
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
・焼き油 小さじ1
・蒸し焼き用の水 大さじ2
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・水 大さじ1
作り方
- 玉ねぎをみじん切りにして炒め、十分に冷まします。
- 合いびき肉に塩を加えて練り、卵、パン粉、牛乳、玉ねぎ、こしょうを混ぜます。
- 肉だねを8等分し、平たい小判形に整えます。
- フライパンに油を熱し、ミニハンバーグを並べて焼き色を付けます。
- 裏返して水を加え、ふたをして弱火で蒸し焼きにします。
- 中心まで火が通ったら、フライパンに残った水分や脂を必要に応じて拭き取ります。
- しょうゆ、みりん、砂糖、水を加え、ハンバーグを返しながら短時間で絡めます。
- たれに軽くとろみと照りが出たら火を止めます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・照り焼きだれは焦げやすいため、中心まで加熱してから加えます
・たれを加えた後は弱めの火にし、煮詰めすぎないようにします
・ミニサイズにすると、弁当箱やおにぎりの具材として使いやすくなります
・味が濃くなりすぎないよう、たれの量はハンバーグの個数に合わせて調整します
保存・食べ方の補足
・弁当へ入れる場合は、余分なたれを切り、十分に冷ましてから詰めます
・ご飯にのせて丼風にしたり、パンに挟んだりして使えます
・冷凍する場合は1個ずつ包み、たれが漏れないよう保存袋へ入れます
・再加熱後は中心の温度を確認し、必要に応じてたれを少量足します
焼き色を付けてオーブンで仕上げるハンバーグ
フライパンで表面へ焼き色を付け、予熱したオーブンで中心まで加熱するハンバーグです。 厚めや大きめに作りたい場合、複数個を同じ状態で仕上げたい場合に向いています。
材料の目安
・合いびき肉 400g
・玉ねぎ 1個
・卵 1個
・パン粉 2/3カップ
・牛乳 大さじ4
・塩 小さじ2/3
・こしょう 少々
・ナツメグ 好みで少々
・焼き油 小さじ1
・好みのソース 適量
作り方
- オーブンを180℃に予熱します。
- 玉ねぎをみじん切りにして炒め、十分に冷まします。
- 合いびき肉に塩を加えて練り、卵、パン粉、牛乳、玉ねぎ、こしょう、ナツメグを混ぜます。
- 肉だねを2〜4等分し、空気を抜いて厚みをそろえ、表面のひびを閉じます。
- フライパンに油を熱し、ハンバーグの両面へ焼き色を付けます。
- オーブン対応の容器または天板へ移し、予熱したオーブンで加熱します。
- 10〜15分程度を目安に状態を確認し、最も厚い部分まで十分に加熱できたら取り出します。
- 数分休ませてから器へ盛り付け、好みのソースを添えます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・フライパンでは中心まで火を通そうとせず、両面へ焼き色を付けることを優先します
・オーブンの温度や加熱時間は、機種、個数、肉だねの厚みで変わります
・加熱時間だけで判断せず、調理用温度計を使える場合は中心温度を確認します
・同じ大きさに成形すると、焼き上がりの時間をそろえやすくなります
保存・食べ方の補足
・焼き上がり直後に切ると肉汁が流れやすいため、数分休ませてから切り分けます
・大きめに作った場合は、食べる分だけ切り分けて盛り付けられます
・保存する場合は粗熱が取れてから清潔な容器へ入れます
・再加熱時は厚い部分が冷たいまま残らないよう、途中で向きを変えながら温めます
作り置きや弁当に使うときの保存と再加熱
作り置き用のハンバーグも、調理後に室温へ長く置かないことが大切です。 食べる分と保存する分を分け、保存分は清潔な浅い容器へ移して、できるだけ早く温度を下げます。
特に煮込みハンバーグは、深い鍋に入れたままゆっくり冷ますのではなく、小分けして冷蔵または冷凍します。 煮込み料理は底の浅い容器などへ小分けして早く冷まし、保存後は中心まで十分に再加熱しましょう。 (出典:農林水産省公式サイト)
加熱後は室温に長く置かず早めに冷却する
加熱後のハンバーグを熱い鍋やフライパンへ入れたまま長時間置くと、中心部の温度がゆっくり下がります。 保存する分は清潔な容器へ移し、粗熱が取れたら早めに冷蔵または冷凍します。
ただし、熱い料理を冷ますために、ふたを開けたまま長時間放置することは避けます。 浅い容器へ分けるなど、短時間で冷ましやすい状態に整えましょう。
冷蔵と冷凍は清潔な容器で小分けにする
冷蔵保存する場合は、清潔な密閉容器へ入れ、ほかの食品から生肉の汁などが付かない場所で保存します。 冷凍する場合は、加熱後のハンバーグを1個ずつ包み、保存袋へ入れると乾燥やにおい移りを抑えやすくなります。
ソース付きのハンバーグは、1回で食べる量ごとに分けます。 何度も容器全体を温めたり冷ましたりせず、必要な分だけ取り出しましょう。
保存できる期間は、材料、季節、冷蔵庫の状態、調理後の扱いで変わります。 見た目やにおいに異変がある場合は、無理に食べないようにします。
解凍後は中心まで十分に再加熱する
冷凍したハンバーグは、冷蔵庫へ移して解凍するか、電子レンジの解凍機能を利用します。 室温へ長く置いて自然解凍する方法は避けましょう。
電子レンジで再加熱する場合は、厚い部分が冷たいまま残らないよう、途中で向きを変えます。 煮込みハンバーグはソースを混ぜながら加熱し、全体が均一に熱くなったことを確認します。
一度解凍して温めたものは、食べる分だけを取り分けるようにし、再び何度も冷凍と解凍を繰り返さないようにします。
異臭やぬめりなどの異変がある場合は食べない
保存したハンバーグに酸っぱいにおい、異臭、ぬめり、変色、カビなどの異変がある場合は、加熱して食べる方向へ誘導せず、処分します。
見た目に変化がなくても、室温へ長時間置いたものや、保存状態が分からないものは無理に食べないことが大切です。 再加熱は、状態が悪くなった食品を安全な状態へ戻す方法ではありません。
弁当には十分に冷ましてから詰める
弁当用のハンバーグは、小さめに作って中心まで十分に加熱します。 温かいまま弁当箱のふたを閉めると内部に水滴が付きやすいため、清潔な皿やバットへ移し、十分に冷ましてから詰めます。
照り焼きだれや煮込みソースは汁気を切り、ほかのおかずへ広がらないようにします。 弁当箱、箸、カップなども清潔なものを使い、生の肉だねに触れた器具を盛り付けに使わないようにしましょう。
まとめ
・ひき肉は混ぜる直前まで冷やし、炒め玉ねぎも十分に冷ましてから加える
・最初にひき肉と塩を練り、粘りが出てから卵やパン粉を混ぜる
・玉ねぎや豆腐の水分が多い場合は、パン粉を少量ずつ加えて調整する
・肉だねの空気を抜き、表面と側面のひびを閉じてから焼く
・厚みと大きさをそろえ、フライパン焼きでは中央を軽くくぼませる
・最初に焼き色を付け、裏返した後はふたをして弱火で蒸し焼きにする
・焼いている途中で何度も動かしたり、へらで押し付けたりしない
・中心部は75℃で1分以上の加熱を目安にし、時間や断面の色だけで判断しない
・小さめ成形、煮込み、オーブン仕上げを使い分けると加熱状態を整えやすい
・作り置きは浅い清潔な容器へ小分けし、室温に長く置かず早めに冷却する
・冷蔵や冷凍後は、表面だけでなく中心まで十分に再加熱する
・異臭、ぬめり、変色などの異変がある場合は無理に食べない
