炊飯器で作る角煮は、火加減を細かく見続けなくても、豚バラブロックをやわらかく煮込みやすい作り方です。
ただし、肉を入れて調味料を加えるだけでは、脂っこくなったり、味が濃くなりすぎたり、炊飯器の中で加熱ムラが出たりすることがあります。
おいしく作るには、豚肉の下ゆでや焼き付けで余分な脂を落とし、煮汁を濃くしすぎず、炊飯後に少し休ませて味をなじませるのがポイントです。
大根や卵を加えれば満足感を出しやすく、酢や味噌、ねぎ塩風に変えれば、定番の甘辛味以外でも楽しめます。
この記事では、基本の炊飯器角煮を中心に、大根入り、ゆで卵入り、さっぱり酢入り、味噌だれ、ねぎ塩風の6品を紹介します。
保存や再加熱の注意点もあわせて押さえておくと、作り置きや翌日の食べ方にも使いやすくなります。
・炊飯器で角煮をやわらかく作る基本の考え方
・豚バラブロックの下処理と脂っこさを抑える工夫
・味付けや具材を変えた炊飯器角煮レシピ6品
・保存、再加熱、丼や弁当への使い回し方
作りたいレシピから見たい場合は、目次から気になる項目を選んでください。
炊飯器で角煮を作るときの基本
炊飯器角煮は火加減を見ずに作りやすい
炊飯器で作る角煮は、鍋のように火加減をこまめに調整しなくても、一定の加熱でじっくり火を通しやすいのが魅力です。
豚バラブロックのように厚みのある肉は、短時間で強く加熱するよりも、煮汁の中でゆっくり火を入れた方が食べやすく仕上がります。
一方で、炊飯器は煮込み専用の鍋ではないため、どの機種でも同じように使えるとは限りません。
調理前には、使っている炊飯器が煮込み料理に対応しているか、内釜の最大水位を超えていないかを確認しておくと安心です。
具材を入れすぎると、吹きこぼれや加熱ムラにつながることがあります。
豚肉、大根、卵などを入れる場合も、内釜に余裕を残し、煮汁が全体にまわる量に整えることが大切です。
炊飯器角煮は、材料を入れて炊くだけの手軽さがありますが、下処理や入れ方を少し工夫することで仕上がりが変わります。
特に豚バラ肉は脂が多いため、最初のひと手間で食べやすさが大きく変わります。
豚バラブロックは下処理で食べやすくなる
角煮に使う豚バラブロックは、脂身と赤身が層になっていて、煮込むとやわらかく仕上がりやすい部位です。
その反面、脂が多いため、何もせずに炊飯器へ入れると煮汁全体が重く感じることがあります。
脂っこさを抑えたい場合は、先にフライパンで表面を焼き付けるか、下ゆでしてから炊飯器に入れると扱いやすくなります。
焼き付けると香ばしさが出やすく、下ゆですると余分な脂やアクを落としやすくなります。
時間に余裕があるときは、下ゆでした豚肉を軽く洗い、表面のアクを落としてから使うと煮汁がすっきりしやすくなります。
忙しいときは、表面を焼き付けるだけでも、脂の出方や風味に違いが出ます。
肉を切る大きさも大切です。
大きすぎると味が入りにくく、加熱後も中心が締まって感じることがあります。
炊飯器で作る場合は、4〜5cm角程度を目安にすると、存在感を残しながら食べやすくなります。
味をしみ込ませるには切り方と冷ます時間が大切
角煮は、加熱中だけでなく、冷める間にも味がなじみます。
炊飯が終わってすぐ食べてもおいしく食べられますが、少し置いてから温め直すと、煮汁の味が肉に入りやすくなります。
最初から調味料を濃くしすぎると、冷めたあとに塩辛く感じることがあります。
炊飯器調理では煮汁が大きく煮詰まりにくい一方、肉や具材に味が移るため、最初はやや控えめの味付けにして、仕上げに調整する方が失敗しにくくなります。
大根を入れる場合は、肉と一緒に加熱すると煮汁を含みやすくなります。
卵は長く加熱すると白身がかたくなりやすいため、炊飯後の煮汁に漬ける形にすると扱いやすいです。
味をしみ込ませたいときは、肉が煮汁にしっかり触れるように入れることも大切です。
内釜の中で具材が重なりすぎる場合は、途中で上下を返せる機種や状況なら軽く入れ替えます。
ただし、炊飯中にふたを開けることを推奨していない機種もあるため、無理に開けず、炊飯後に煮汁をからめる形でも十分です。
炊飯器の容量と取扱説明書を確認する
炊飯器で角煮を作るときは、まず容量を守ることが大切です。
豚肉や具材を多く入れすぎると、煮汁が上がって吹きこぼれたり、具材の一部に火が通りにくくなったりすることがあります。
3合炊きの炊飯器では、豚バラブロックの量を控えめにし、具材を詰め込みすぎないようにします。
5合炊き以上でも、内釜の最大水位を超えないようにし、煮汁は具材が完全に泳ぐほど多くしない方が扱いやすいです。
炊飯器によっては、調理モードや煮込みモードがあるものもあります。
通常炊飯だけで作れる場合もありますが、機種によって加熱時間や温度の上がり方が違うため、取扱説明書に従うことを基本にします。
また、炊飯後に保温し続けると、味が濃く感じたり、肉の状態が変わったりすることがあります。
長く置く場合は、内釜に入れっぱなしにせず、清潔な保存容器に移して早めに冷ます方が安心です。
炊飯器角煮を柔らかく作るコツ
下ゆでや焼き付けで余分な脂を落とす
豚バラブロックの角煮を食べやすく仕上げるには、下ゆでや焼き付けが役立ちます。
下ゆでは脂やアクを落としやすく、焼き付けは表面に香ばしさを出しやすい方法です。
下ゆでする場合は、鍋に豚肉とかぶる程度の水を入れ、弱めの火でしばらく加熱します。
ゆで汁に脂やアクが出たら、豚肉を取り出し、表面をさっと洗ってから炊飯器に入れます。
このひと手間で、煮汁が重くなりにくくなります。
焼き付ける場合は、油を足さずにフライパンへ豚肉を入れ、全面に焼き色を付けます。
豚肉から脂が出るため、余分な脂はキッチンペーパーで拭き取ってから炊飯器へ移します。
焼き色を付けすぎると表面がかたく感じることもあるため、香ばしさが出る程度で十分です。
脂をすべて取り除こうとすると、角煮らしいコクやしっとり感が弱くなることがあります。
脂っこさを抑えつつ、肉の満足感を残す程度に調整するのが家庭では作りやすいです。
煮汁は濃くしすぎず後から調整する
炊飯器角煮では、煮汁を最初から濃くしすぎないことが大切です。
醤油や砂糖を多く入れると、炊き上がり直後はちょうどよく感じても、冷めて味がなじんだあとに濃く感じることがあります。
基本の味付けは、醤油、酒、みりん、砂糖を組み合わせると作りやすいです。
生姜や長ねぎの青い部分を加えると、豚肉の風味をやわらげながら、煮汁に香りを足せます。
味が薄い場合は、炊飯後に煮汁だけを小鍋に移して少し煮詰める方法があります。
炊飯器の中で無理に煮詰めようとせず、仕上げで調整すると味の失敗を避けやすくなります。
甘めにしたい場合は砂糖やみりんを少し増やし、すっきりさせたい場合は酢や生姜を加えると変化を付けやすいです。
ただし、酢や味噌などを多く入れすぎると味が強く出るため、最初は控えめに使うと調整しやすくなります。
具材を入れすぎず加熱ムラを防ぐ
炊飯器で角煮を作るときは、具材を入れすぎないことが大切です。
豚肉、大根、卵、ねぎなどを一度にたくさん入れると、煮汁がまわりにくくなり、味や加熱にムラが出やすくなります。
特に大根は水分が多く、加熱すると煮汁を含んでやわらかくなります。
大きく切りすぎると火の通りに時間がかかるため、2〜3cm厚さの半月切りやいちょう切りにすると扱いやすいです。
卵は、炊飯前から入れるよりも、炊飯後に煮汁へ漬ける方法が向いています。
白身がかたくなりにくく、角煮の煮汁で味を付けやすくなります。
具材を増やしたいときは、肉の量を少し減らし、内釜に余裕を作ります。
かさ増しを意識して大根やゆで卵を入れる場合も、炊飯器に入る量を優先し、無理に詰め込まないようにします。
炊飯後は煮汁の中で少し休ませる
炊飯器角煮は、炊き上がってすぐに食べるより、煮汁の中で少し休ませると味がなじみやすくなります。
肉の中心まで煮汁の風味が入り、表面だけが濃い味になるのを防ぎやすくなります。
ただし、長時間の常温放置は避けます。
食べるまで時間がある場合は、粗熱が取れたら清潔な保存容器へ移し、冷蔵保存します。
季節や室温によって傷みやすさは変わるため、におい、色、ぬめりなどに違和感があるものは食べないようにします。
冷蔵後に脂が白く固まることがあります。
脂が気になる場合は、固まった部分を取り除いてから温めると、煮汁が軽く感じやすくなります。
すべて取り除く必要はありませんが、食べやすさに合わせて調整できます。
再加熱するときは、煮汁ごと温めると肉が乾きにくくなります。
煮汁が少ない場合は、少量の水や酒を足して温めると、焦げ付きや乾燥を防ぎやすくなります。
炊飯器で作る角煮レシピ6選
基本の炊飯器角煮
基本の炊飯器角煮は、醤油、酒、みりん、砂糖で作る定番の甘辛味です。
豚バラブロックの下処理をしてから炊飯器に入れることで、脂っこさを抑えながら、白ごはんに合う主菜に仕上げます。
材料の目安
・豚バラブロック:500g程度
・生姜:1かけ
・長ねぎの青い部分:あれば1本分
・水:200〜250ml程度
・酒:大さじ3
・醤油:大さじ3
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1〜2
・下ゆで用の水:適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- 鍋に豚肉とかぶる程度の水を入れ、弱めの火で下ゆでします。
- アクや脂が出たら豚肉を取り出し、表面を軽く洗います。
- 炊飯器の内釜に豚肉、生姜、長ねぎ、水、酒、醤油、みりん、砂糖を入れます。
- 具材が内釜の最大水位を超えていないか確認し、通常炊飯または調理モードで加熱します。
- 炊き上がったら肉の状態を確認し、煮汁をからめながら少し休ませます。
- 味が薄い場合は、煮汁だけを小鍋に移して軽く煮詰め、肉にかけます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・最初から濃い味にせず、炊飯後に調整すると塩辛くなりにくいです。
・下ゆでを入れると煮汁が重くなりにくく、脂が気になる人も食べやすくなります。
・生姜と長ねぎを入れると、豚肉の風味がやわらぎ、定番の角煮らしい香りが出ます。
・肉を大きく切りすぎないことで、炊飯器でも味が入りやすくなります。
保存・食べ方の補足
・保存する場合は、粗熱を取ってから清潔な容器に入れ、冷蔵で早めに食べ切ります。
・冷えて脂が固まった場合は、好みに合わせて取り除いてから温めます。
・再加熱は煮汁ごと行うと、肉が乾きにくくなります。
・白ごはんにのせて角煮丼にすると、煮汁まで使いやすいです。
炊飯器で作る大根入り角煮
大根入り角煮は、豚肉の煮汁を大根に含ませて、肉だけよりも食べ応えを出しやすいレシピです。
大根を加えることで、こってりした角煮にやわらかい甘みが加わり、主菜としての満足感も出しやすくなります。
材料の目安
・豚バラブロック:450〜500g程度
・大根:1/3本程度
・生姜:1かけ
・水:250ml程度
・酒:大さじ3
・醤油:大さじ3
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1〜2
・下ゆで用の水:適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- 大根は皮をむき、2〜3cm厚さの半月切りにします。
- 豚肉を下ゆでし、アクや余分な脂を落としてから取り出します。
- 炊飯器の内釜に大根を敷き、その上に豚肉をのせます。
- 生姜、水、酒、醤油、みりん、砂糖を加えます。
- 内釜の容量を確認し、通常炊飯または調理モードで加熱します。
- 炊き上がったら大根が崩れないようにやさしく煮汁をからめ、少し置いて味をなじませます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・大根を入れると、肉の量を増やしすぎなくても主菜としてのボリュームを出しやすいです。
・大根は大きすぎると火が通りにくいため、厚みをそろえると加熱ムラを防ぎやすくなります。
・豚肉を大根の上にのせると、肉のうまみを含んだ煮汁が大根にまわりやすくなります。
・煮汁を濃くしすぎると大根にも味が強く入るため、最初は控えめにすると食べやすいです。
保存・食べ方の補足
・大根は煮汁を吸うため、保存後に味が濃く感じることがあります。
・温め直すときは、煮汁が少なければ水を少し足して調整します。
・大根は冷凍すると食感が変わりやすいため、冷凍する場合は肉だけを小分けにする方が扱いやすいです。
・ごはんのおかずのほか、青菜を添えると見た目と食べやすさのバランスが取りやすくなります。
炊飯器で作るゆで卵入り角煮
ゆで卵入り角煮は、角煮の煮汁で卵に味を付ける、家族向けにも作りやすいレシピです。
卵を一緒に長く加熱するのではなく、炊飯後の煮汁に漬けることで、白身がかたくなりすぎるのを防ぎやすくなります。
材料の目安
・豚バラブロック:500g程度
・卵:3〜4個
・生姜:1かけ
・水:220〜250ml程度
・酒:大さじ3
・醤油:大さじ3
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1〜2
・下ゆで用の水:適量
作り方
- 卵を好みのかたさにゆで、殻をむいておきます。
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- 豚肉を下ゆでし、アクや脂を落としてから炊飯器に入れます。
- 内釜に生姜、水、酒、醤油、みりん、砂糖を加えます。
- 通常炊飯または調理モードで加熱します。
- 炊き上がったら豚肉を煮汁に浸したまま少し休ませます。
- 粗熱が少し取れた煮汁にゆで卵を入れ、途中で上下を返しながら味をなじませます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・卵を加えると、豚肉だけよりも食卓の満足感を出しやすくなります。
・卵は炊飯前から入れず、後から煮汁に漬けると食感を保ちやすいです。
・煮汁が熱すぎる状態で長く置くと卵がかたく感じることがあるため、少し落ち着いてから入れると扱いやすいです。
・卵の数を増やす場合も、内釜に無理に詰め込まず、保存容器で煮汁に漬ける方法が向いています。
保存・食べ方の補足
・卵入りで保存する場合は、清潔な容器に肉と卵を入れ、煮汁をかけて冷蔵します。
・卵はにおいや状態を確認し、早めに食べ切るようにします。
・食べるときは卵を半分に切って盛り付けると、煮汁がからみやすく見た目も整います。
・角煮丼にするときは、卵と青ねぎを添えると一皿で満足感を出しやすいです。
炊飯器で作るさっぱり酢入り角煮
さっぱり酢入り角煮は、定番の甘辛味に酢を少し加え、後味を軽くしたレシピです。
豚バラ肉のこってり感が気になるときや、濃い味の角煮が重く感じるときに作りやすい味付けです。
材料の目安
・豚バラブロック:500g程度
・生姜:1かけ
・水:220〜250ml程度
・酒:大さじ3
・醤油:大さじ2と1/2〜3
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・酢:大さじ1〜2
・下ゆで用の水:適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- 豚肉を下ゆでし、アクと余分な脂を落とします。
- 炊飯器の内釜に豚肉、生姜、水、酒、醤油、みりん、砂糖を入れます。
- 酢を加え、全体を軽くなじませます。
- 内釜の容量を確認し、通常炊飯または調理モードで加熱します。
- 炊き上がったら煮汁をからめ、味を見て必要なら醤油やみりんで整えます。
- 少し休ませてから器に盛ります。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・酢を少量入れると、甘辛味の重さがやわらぎ、後味がすっきりしやすくなります。
・酢を入れすぎると酸味が前に出るため、最初は大さじ1程度から調整すると作りやすいです。
・脂が気になる場合は、下ゆでをしてから調理し、冷えたときに固まった脂を取り除く方法もあります。
・白ごはんだけでなく、ゆでた青菜や千切りキャベツを添えると食べやすくなります。
保存・食べ方の補足
・保存するときは、肉が乾かないように煮汁ごと容器へ入れます。
・温め直すと酸味がやわらかく感じることがあります。
・味がぼやけた場合は、温めるときに少量の醤油を足して整えます。
・丼にする場合は、煮汁をかけすぎると味が強くなりやすいため、少しずつ加えると調整しやすいです。
炊飯器で作る味噌だれ角煮
味噌だれ角煮は、醤油味の角煮とは違うこっくりした味わいを楽しめるレシピです。
味噌のコクでごはんに合いやすく、寒い時期の主菜や、しっかり味のおかずに向いています。
材料の目安
・豚バラブロック:500g程度
・生姜:1かけ
・水:230〜250ml程度
・酒:大さじ3
・醤油:大さじ1
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・味噌:大さじ2
・下ゆで用の水:適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- 豚肉を下ゆでし、アクや脂を落としておきます。
- 炊飯器の内釜に豚肉、生姜、水、酒、醤油、みりん、砂糖を入れます。
- 味噌は少量の煮汁用の水で溶きのばしてから加えます。
- 内釜の底に味噌がかたまらないよう軽く混ぜます。
- 通常炊飯または調理モードで加熱します。
- 炊き上がったら煮汁をよくからめ、味が薄ければ煮汁だけを小鍋で軽く温めながら調整します。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・味噌はそのまま入れるとかたまりやすいため、先に溶いてから加えると味が均一になりやすいです。
・醤油を控えめにして味噌を使うと、定番の甘辛味とは違うコクを出せます。
・味噌は種類によって塩分や甘みが違うため、最初から多く入れすぎないようにします。
・大根やこんにゃくを添えると合いやすいですが、炊飯器に入れすぎると加熱ムラにつながるため量を調整します。
保存・食べ方の補足
・味噌だれは冷めると濃く感じることがあるため、保存後に温めるときは少量の水を足して調整します。
・煮汁が焦げ付きやすい状態で再加熱しないよう、鍋で温める場合は弱めの火で様子を見ます。
・ごはんにのせるほか、ゆでた野菜に少しかけると副菜にも合わせやすいです。
・味噌の香りを生かしたい場合は、食べる直前に煮汁をからめ直すと風味を感じやすくなります。
炊飯器で作るねぎ塩風角煮
ねぎ塩風角煮は、甘辛味ではなく、塩味と香味野菜で仕上げる変化球の角煮です。
豚バラ肉のコクを生かしながら、長ねぎ、生姜、にんにくを使って、丼やおつまみ風にも使いやすい味にします。
材料の目安
・豚バラブロック:500g程度
・長ねぎ:1本
・生姜:1かけ
・にんにく:1かけ
・水:250ml程度
・酒:大さじ3
・塩:小さじ1/2程度
・鶏ガラスープの素:小さじ1程度
・ごま油:小さじ1
・粗びき黒こしょう:好みで少量
・下ゆで用の水:適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- 豚肉を下ゆでし、アクと余分な脂を落とします。
- 長ねぎは白い部分をみじん切りにし、青い部分は香り付け用に分けます。
- 炊飯器の内釜に豚肉、水、酒、塩、鶏ガラスープの素、生姜、にんにく、長ねぎの青い部分を入れます。
- 通常炊飯または調理モードで加熱します。
- 炊き上がったら長ねぎの青い部分を取り出し、みじん切りの長ねぎとごま油を加えて煮汁になじませます。
- 器に盛り、好みで粗びき黒こしょうをふります。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・甘辛味に飽きたときでも作りやすい、塩味の角煮です。
・ごま油は入れすぎると重くなりやすいため、仕上げに少量加える程度にします。
・長ねぎを後から加えると香りが残りやすく、塩味でも物足りなさを感じにくくなります。
・塩分は使う鶏ガラスープの素によって変わるため、最初は控えめにして仕上げで調整します。
保存・食べ方の補足
・保存する場合は、煮汁ごと清潔な容器に入れて冷蔵します。
・再加熱後にねぎの香りが弱く感じる場合は、刻みねぎを少し足すと食べやすくなります。
・ごはんにのせてねぎ塩角煮丼にしたり、ゆでたもやしやキャベツにのせたりして使えます。
・冷えて脂が固まった場合は、好みに合わせて取り除いてから温めます。
炊飯器角煮の保存と食べ方
保存するときは清潔な容器に移して早めに冷ます
炊飯器で作った角煮を保存する場合は、内釜に入れたまま長く置かず、清潔な保存容器へ移します。
粗熱を取ってから冷蔵庫に入れると扱いやすいですが、室温に長く置きすぎないようにします。
煮汁ごと保存すると、肉が乾きにくく、温め直したときにも食べやすくなります。
ただし、煮汁に具材を漬けたままにすると味が濃く感じることもあるため、食べるときに煮汁の量を調整します。
保存した角煮は、におい、色、ぬめりなどに違和感がないか確認してから食べます。
少しでも異変がある場合は、無理に食べないようにします。
卵や大根を一緒に保存する場合は、肉だけのときよりも食感や状態が変わりやすいことがあります。
作り置き用にするなら、肉と煮汁を中心に保存し、卵や野菜は食べる分だけ合わせる方法も使いやすいです。
再加熱は煮汁ごと温める
角煮を温め直すときは、煮汁ごと温めると肉が乾きにくくなります。
鍋で温める場合は、弱めの火で煮汁をからめながら温めます。
煮汁が少ない場合は、少量の水や酒を足すと焦げ付きにくくなります。
電子レンジで温める場合は、耐熱容器に肉と煮汁を入れ、ふんわりラップをして様子を見ながら加熱します。
一度に長く加熱すると、肉がかたく感じることがあるため、途中で様子を見ながら温めると失敗しにくいです。
冷蔵後に脂が固まっている場合は、取り除いてから温めると煮汁が軽くなります。
角煮らしいコクを残したい場合は、すべて取らず、食べやすい範囲で調整します。
味が濃く感じるときは、水を少し足して温めます。
反対に味が薄く感じる場合は、煮汁だけを軽く煮詰めてから肉にからめると、味を整えやすくなります。
丼、弁当、おつまみに使い回す
炊飯器角煮は、そのまま主菜にするだけでなく、丼や弁当、おつまみにも使いやすいおかずです。
ごはんにのせる場合は、煮汁を少しかけ、青ねぎやゆで卵を添えると一皿で満足感を出しやすくなります。
弁当に入れる場合は、汁気を軽く切り、しっかり温め直してから冷まして詰めます。
煮汁が多いとごはんやほかのおかずに移りやすいため、少量をからめる程度にすると扱いやすいです。
おつまみにする場合は、からし、白髪ねぎ、黒こしょうなどを添えると味に変化が出ます。
味噌だれ角煮は温野菜に合わせやすく、ねぎ塩風角煮はもやしやキャベツと相性がよいです。
食べ方を変えると、同じ角煮でも飽きにくくなります。
ただし、煮汁を多く使うと塩分が強く感じることがあるため、かける量は少しずつ調整します。
脂が気になるときは冷えて固まった部分を取り除く
豚バラブロックの角煮は、冷蔵すると煮汁の表面に白い脂が固まることがあります。
脂が気になる場合は、温める前にその部分を取り除くと、食べたときの重さを抑えやすくなります。
ただし、脂をすべて取り除くと、角煮らしいコクやしっとり感が弱くなることもあります。
食べる人の好みや、その日の献立に合わせて調整するのがよいです。
下ゆで、焼き付け、冷えた脂を取り除くという3つの工夫を組み合わせると、豚バラ肉でも食べやすく仕上げやすくなります。
ダイエット目的の効果をうたうのではなく、脂っこさを調整する家庭の工夫として取り入れると無理がありません。
角煮を食べる日は、青菜、大根、キャベツ、きのこなどを添えると、食卓全体のバランスを整えやすくなります。
肉だけで完結させず、野菜や汁物を合わせると、満足感を保ちながら食べやすい献立になります。
まとめ
・炊飯器角煮は火加減を細かく見ずに作りやすいが、炊飯器の容量と取扱説明書の確認が大切
・豚バラブロックは下ゆでや焼き付けをすると、余分な脂やアクを落としやすい
・肉は4〜5cm角を目安に切ると、炊飯器でも味が入りやすく食べやすい
・煮汁は最初から濃くしすぎず、炊飯後に味を見て調整すると失敗しにくい
・大根を入れると、肉の量を増やしすぎなくても主菜としての満足感を出しやすい
・卵は炊飯後の煮汁に漬けると、かたくなりすぎず味を付けやすい
・酢入り、味噌だれ、ねぎ塩風にすると、定番の甘辛味以外でも角煮を楽しめる
・保存するときは清潔な容器に移し、粗熱を取って冷蔵し、早めに食べ切る
・再加熱は煮汁ごと温めると肉が乾きにくく、煮汁が少ない場合は水や酒を少し足す
・冷えて固まった脂は、好みに合わせて取り除くと食べやすくなる
・丼、弁当、おつまみに使う場合は、煮汁の量を調整すると味が濃くなりすぎにくい
・異臭、変色、ぬめりなどがある場合は、無理に食べない
