蒸し器がなくても、フライパンとふたがあれば肉、魚、野菜を使った蒸し料理は作れます。 少量の水分を入れてふたをし、食材から出る水分も使いながら火を通すことで、炒め物より油を控えやすく、煮物より素材の形を残しやすいのがフライパン蒸しのよいところです。
ただし、水を入れすぎると煮物のようになり、火が強すぎると焦げ付きやすくなります。 肉や魚は厚みをそろえ、火の通りにくい食材を下に置くと、家庭でも失敗を減らしやすくなります。
この記事では、鶏むね肉、豚こま肉、鮭、たら、白菜、なす、小松菜、ささみなどを使い、夕食の主菜、副菜、作り置きにも使いやすいフライパン蒸し料理を紹介します。 食材価格や保存性は時期や家庭の環境で変わるため、金額や日持ちを断定せず、使い切りやすさ、油を控えやすい工夫、保存時の注意点を中心にまとめます。
・蒸し器なしでフライパン蒸しを作る基本
・水の量、火加減、食材の重ね方のコツ
・肉、魚、野菜を使ったフライパン蒸しレシピ8品
・作り置きや弁当に使うときの保存と再加熱の注意点
作りたいレシピから見たい場合は、目次から気になる項目を選んでください。
フライパンで蒸し料理を作る基本
蒸し器なしでも作りやすい理由
フライパン蒸しは、フライパンに少量の水分を入れ、ふたをして蒸気で食材に火を通す調理法です。 専用の蒸し器がなくても作りやすく、普段使っているフライパンで肉、魚、野菜をまとめて調理できます。
炒め物のように油を多く使わなくてもよく、食材の水分を生かしやすいのが特徴です。 キャベツ、白菜、もやし、きのこなど水分が出やすい野菜を一緒に入れると、少ない水でも蒸しやすくなります。
煮物との違いは、水分に食材をしっかり浸して煮るのではなく、底に少量の水分を入れて蒸気で加熱する点です。 そのため、野菜の形が残りやすく、肉や魚も加熱しすぎなければふっくら仕上げやすくなります。
フライパン蒸しは、忙しい日の夕食にも向いています。 材料を切って重ね、ふたをして加熱するだけの流れにしやすいため、調理中に副菜や汁物の準備もしやすくなります。
水の量と火加減の考え方
フライパン蒸しで大切なのは、水を入れすぎないことです。 水が多すぎると蒸し料理ではなく煮物に近い仕上がりになり、味が薄まりやすくなります。
目安としては、野菜から水分が出やすい料理なら大さじ2〜4程度の水や酒から始めると調整しやすいです。 白菜、もやし、きのこ、なすなどを多めに使う場合は、食材から水分が出るため、最初から大量の水を入れなくても蒸しやすくなります。
火加減は、最初に中火で蒸気を出し、その後は弱めの中火から弱火に落として火を通す流れが扱いやすいです。 強火のまま加熱すると、水分が早くなくなり、底が焦げ付きやすくなります。
途中で水分が足りないと感じたら、水や酒を少量ずつ足します。 一度にたくさん入れるより、焦げ付きを防ぐために少しずつ加える方が、味がぼやけにくくなります。
ふたを開ける回数が多いと蒸気が逃げ、火の通りが遅くなることがあります。 ただし、焦げ付きが心配なときは、途中で一度ふたを開けて底の水分を確認すると安心です。
食材を重ねる順番と火の通し方
フライパン蒸しでは、食材を置く順番も仕上がりに関わります。 火の通りにくいものや水分が出る野菜を下に置き、火の通りやすい食材や崩れやすい食材を上にのせると、全体を加熱しやすくなります。
たとえば、キャベツや白菜の芯、もやし、きのこは下に敷くと、肉や魚がフライパンに直接触れにくくなります。 その上に鶏肉、豚肉、魚をのせると、底付きによる焦げを防ぎながら蒸しやすくなります。
鶏むね肉やささみは厚いままだと火が通りにくいため、そぎ切りにして厚みをそろえます。 豚こま肉は重なりすぎると内側に火が入りにくいので、広げながらのせると加熱ムラを減らせます。
魚は身が崩れやすいため、野菜や豆腐の上にそっと置きます。 鮭やたらは、重ねずに並べると火の通りを確認しやすくなります。
火の通りは、時間だけでなく状態を見て判断します。 鶏肉やひき肉は中心まで火が通っているか確認し、魚は身に透明感が残らず、箸でほぐれやすい状態を目安にします。
焦げ付きや水っぽさを防ぐコツ
焦げ付きやすい原因は、火が強すぎること、水分が少なすぎること、食材が底に直接当たり続けることです。 キャベツ、白菜、もやしなどを底に敷くと、肉や魚が直接フライパンに触れにくくなり、焦げ付きの予防につながります。
また、酒や水を少量入れてからふたをすることで、蒸気が出やすくなります。 焦げ付きが心配な場合は、途中で底の水分を確認し、足りなければ大さじ1〜2程度ずつ加えます。
水っぽさを防ぐには、仕上げにふたを外して軽く水分を飛ばす方法があります。 調味料を増やす前に余分な水分を飛ばすと、味がまとまりやすくなります。
野菜を多く使うレシピでは、加熱後に思ったより水分が出ることがあります。 特にもやし、白菜、きのこは水分が出やすいため、仕上げにたれを絡める、ポン酢で食べる、汁気を切って盛り付けるなどの工夫を入れると食べやすくなります。
クッキングシートを使う場合は、フライパン調理に使える製品か確認します。 シートがフライパンからはみ出したり、空焚きに近い状態で長く加熱したりしないように注意します。
肉、魚、野菜を安全に仕上げる注意点
蒸し料理はふたをして加熱するため、見た目だけでは火の通りが分かりにくいことがあります。 特に鶏肉、豚肉、ひき肉は中心までしっかり火を通すことが大切です。
鶏むね肉やささみは、厚みをそろえてから加熱します。 ひき肉はかたまりになっている部分があると火が通りにくいため、薄く広げるか、途中で軽く崩して加熱します。
魚は加熱しすぎるとかたくなりやすい一方で、中心に透明感が残る状態では十分に火が通っていない場合があります。 身が白っぽくなり、箸でほぐれやすい状態を目安にします。
野菜は食感を残したいものと、しっかり火を通したいものを分けて考えると作りやすくなります。 小松菜やブロッコリーは加熱しすぎると色や食感が変わりやすいため、肉や魚より後に入れる方法もあります。
作り置きにする場合は、加熱後に長く常温に置かず、粗熱を取って清潔な保存容器に入れます。 異臭、変色、ぬめりなどがある場合は、無理に食べないようにします。
フライパンで作る蒸し料理レシピ8選
鶏むね肉とキャベツのフライパン蒸し
鶏むね肉とキャベツのフライパン蒸しは、フライパン蒸しの基本として作りやすい主菜です。 キャベツを下に敷くことで鶏むね肉が直接フライパンに当たりにくくなり、焦げ付きを防ぎながら蒸しやすくなります。
鶏むね肉はそぎ切りにして厚みをそろえると、加熱ムラを減らせます。 キャベツの甘みと鶏肉のうまみが合わさるため、味付けはシンプルでも食べやすい一品です。
材料の目安
・鶏むね肉:1枚
・キャベツ:1/4個
・酒:大さじ2
・塩:少々
・こしょう:少々
・しょうゆ:小さじ1〜2
・おろししょうが:少量
・好みでポン酢:適量
作り方
- 鶏むね肉は皮を除くか好みで残し、そぎ切りにして塩、こしょう、酒少量をなじませます。
- キャベツはざく切りにし、フライパンの底に広げます。
- キャベツの上に鶏むね肉を重ならないように並べ、酒を回しかけます。
- ふたをして中火にかけ、蒸気が出たら弱めの中火にして加熱します。
- 鶏肉の中心まで火が通ったら、しょうゆとおろししょうがを加えて軽く絡めます。
- 水分が多い場合は、ふたを外して短時間加熱し、味をなじませます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・キャベツを下に敷くと、鶏肉の焦げ付きを防ぎやすくなります。
・鶏むね肉は厚みをそろえると、かたくなりすぎる前に火を通しやすくなります。
・油を使わずに作りやすいため、あっさりした主菜にしたい日にも向いています。
・キャベツの量を増やすと、野菜をまとめて食べやすくなります。
保存・食べ方の補足
・保存する場合は、粗熱を取って清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存して早めに食べます。
・温め直すときは、少量の水分やたれを足すと、鶏むね肉の乾燥を抑えやすくなります。
・ポン酢、しょうがだれ、ごまだれなどを添えると、味を変えて食べやすくなります。
・弁当に使う場合は、汁気を軽く切り、十分に冷ましてから詰めます。
豚こまともやしの重ね蒸し
豚こまともやしの重ね蒸しは、少ない材料で作りやすい節約寄りの主菜です。 もやしから水分が出るため、フライパン蒸しに向いています。
豚こま肉は薄く広げてのせると火が通りやすくなります。 重なったままだと内側に火が入りにくいので、フライパンに入れる前に軽くほぐしておくと安心です。
材料の目安
・豚こま肉:200g
・もやし:1袋
・にらまたは小ねぎ:好みで適量
・酒:大さじ2
・塩:少々
・こしょう:少々
・しょうゆ:大さじ1
・酢:小さじ1
・ごま油:少量
・白ごま:好みで適量
作り方
- もやしはさっと洗い、水気を切ります。
- 豚こま肉は大きければ食べやすい大きさに切り、塩、こしょうを軽くふります。
- フライパンにもやしを広げ、その上に豚こま肉を重ならないようにのせます。
- 酒を回しかけ、ふたをして中火にかけます。
- 蒸気が出たら弱めの中火にし、豚肉に火が通るまで加熱します。
- しょうゆ、酢、ごま油を混ぜたたれを回しかけ、全体を軽く混ぜます。
- 好みでにら、小ねぎ、白ごまを加えて仕上げます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・もやしを使うことで、かさを出しやすく、食べ応えを作りやすいです。
・豚こま肉は薄く広げると、短時間で火を通しやすくなります。
・ごま油は香りづけ程度にすると、重くなりすぎません。
・にらや小ねぎを加えると、少ない調味料でも風味を出しやすくなります。
保存・食べ方の補足
・もやしは水分が出やすいため、作りたてが食べやすいレシピです。
・保存する場合は汁気が多くなりやすいので、清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに食べます。
・温め直すときは、全体をよく温め、豚肉の中心まで熱くします。
・ご飯にのせる場合は、汁気を少し残すと食べやすくなります。
鮭ときのこのバターしょうゆ蒸し
鮭ときのこのバターしょうゆ蒸しは、魚を使った満足感のある主菜です。 きのこの水分と香りを生かして蒸すため、フライパンでも鮭をふっくら仕上げやすくなります。
バターは少量でも香りが出やすく、しょうゆとの相性もよいです。 油分を控えたい場合は、バターを少なめにし、仕上げにのせる程度にすると調整しやすくなります。
材料の目安
・生鮭:2切れ
・しめじ:1/2パック
・えのき:1/2袋
・玉ねぎ:1/2個
・酒:大さじ2
・しょうゆ:大さじ1
・バター:10g程度
・塩:少々
・こしょう:少々
・好みでレモン:適量
作り方
- 鮭は水気をふき、塩、こしょうを軽くふります。
- しめじは石づきを取り、えのきは食べやすくほぐします。
- 玉ねぎは薄切りにし、フライパンの底に広げます。
- 玉ねぎの上にきのこをのせ、その上に鮭を並べます。
- 酒を回しかけ、ふたをして中火にかけます。
- 蒸気が出たら弱めの中火にし、鮭に火が通るまで蒸します。
- しょうゆとバターを加え、ふたを外して軽く煮絡めます。
- 好みでレモンを添えます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・玉ねぎときのこを下に敷くと、鮭が底に付きにくくなります。
・きのこを複数使うと、うまみと食感が増し、調味料を増やしすぎなくても食べやすくなります。
・バターは最後に加えると香りが残りやすく、少量でも満足感を出しやすいです。
・鮭は重ねずに並べると、火の通りを確認しやすくなります。
保存・食べ方の補足
・魚料理はできたてが食べやすいですが、残った場合は粗熱を取り、清潔な容器に入れて冷蔵し早めに食べます。
・温め直すときは加熱しすぎるとかたくなりやすいため、様子を見ながら中心まで温めます。
・ご飯に合わせるなら、仕上げのしょうゆを少ししっかりめに絡めると食べやすくなります。
・弁当に使う場合は、骨が残っていないか確認し、汁気を切ってから詰めます。
たらと豆腐のねぎ塩蒸し
たらと豆腐のねぎ塩蒸しは、あっさり食べたい日に向く魚のおかずです。 たらは淡白な味わいなので、ねぎ、ごま油、塩を合わせると、シンプルでも食べやすくなります。
豆腐を一緒に入れることで、やわらかい食感が加わり、主菜としても使いやすくなります。 ただし、豆腐は水分が出やすいため、軽く水気を切ってから使うと味がぼやけにくくなります。
材料の目安
・たら:2切れ
・木綿豆腐:1/2丁
・長ねぎ:1/2本
・酒:大さじ2
・塩:少々
・こしょう:少々
・鶏ガラスープの素:小さじ1/2程度
・ごま油:少量
・好みで小ねぎ:適量
作り方
- たらは水気をふき、塩を軽くふって少し置き、出た水分をふき取ります。
- 豆腐は軽く水気を切り、食べやすい大きさに切ります。
- 長ねぎは斜め薄切りにします。
- フライパンに豆腐と長ねぎを並べ、その上にたらをのせます。
- 酒、鶏ガラスープの素、こしょうを加え、ふたをして中火にかけます。
- 蒸気が出たら弱めの中火にし、たらに火が通るまで蒸します。
- 仕上げにごま油を少量回しかけ、小ねぎを散らします。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・たらは火を通しすぎると身が崩れやすいため、加熱しすぎないようにします。
・豆腐は水分が出るため、最初の水分量は控えめにすると調整しやすいです。
・ごま油は仕上げに少量使うと、香りを出しながら重くなりすぎません。
・ねぎを多めにすると、あっさりした食材でも満足感を出しやすくなります。
保存・食べ方の補足
・たらと豆腐は水分が出やすく、できたてが食べやすい組み合わせです。
・残った場合は清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに食べます。
・温め直すときは豆腐が崩れやすいため、強く混ぜずに中心まで温めます。
・汁気があるので、ご飯にかけたり、スープ風に食べたりしても合います。
白菜と豚バラのミルフィーユ蒸し
白菜と豚バラのミルフィーユ蒸しは、白菜をたっぷり使える満足感重視の主菜です。 白菜と豚バラ肉を重ねることで、肉のうまみが白菜に移り、少ない調味料でも食べやすくなります。
豚バラ肉は脂があるため、食べ応えを出しやすい食材です。 あっさり仕上げたい場合は、豚ロース薄切りや豚こま肉に替えても作れます。
材料の目安
・白菜:1/4株
・豚バラ薄切り肉:200g
・酒:大さじ3
・塩:少々
・こしょう:少々
・しょうが薄切り:数枚
・ポン酢:適量
・好みで大根おろし:適量
作り方
- 白菜は葉をはがし、豚バラ肉と交互に重ねます。
- 重ねた白菜と豚肉を食べやすい幅に切ります。
- フライパンに切り口が見えるように並べます。
- 酒、塩、こしょう、しょうがを加え、ふたをして中火にかけます。
- 蒸気が出たら弱めの中火にし、白菜がやわらかくなり、豚肉に火が通るまで蒸します。
- 水分が多い場合は、ふたを外して軽く煮詰めます。
- ポン酢や大根おろしを添えて食べます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・白菜から水分が出るため、蒸し料理に向いています。
・豚肉を白菜に挟むと、肉がかたまりにくく、火の通りも確認しやすくなります。
・ポン酢で食べると、脂のある豚バラ肉もさっぱり食べやすくなります。
・白菜を多めに使えるので、余り白菜の使い切りにも向いています。
保存・食べ方の補足
・白菜から水分が出るため、保存すると汁気が増えやすいです。
・残った場合は粗熱を取り、清潔な容器に入れて冷蔵し早めに食べます。
・温め直すときは、汁気ごと温めると乾燥しにくくなります。
・うどんや雑炊に合わせると、残った汁も使いやすくなります。
なすと鶏ひき肉のしょうが蒸し
なすと鶏ひき肉のしょうが蒸しは、油で炒めると吸油しやすいなすを、蒸してやわらかく仕上げるおかずです。 鶏ひき肉のうまみをなすに合わせることで、副菜にも主菜にも使いやすくなります。
しょうがを加えると香りが立ち、調味料を濃くしすぎなくても食べやすくなります。 なすは切ったあとにすぐ加熱すると、色や食感の変化を抑えやすくなります。
材料の目安
・なす:3本
・鶏ひき肉:150g
・しょうが:1かけ
・酒:大さじ2
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:大さじ1
・片栗粉:小さじ1
・水:大さじ2
・小ねぎ:好みで適量
作り方
- なすは縦半分に切ってから斜め切りにします。
- しょうがはすりおろすか、みじん切りにします。
- 鶏ひき肉に酒、しょうゆ、みりん、しょうがを混ぜます。
- フライパンになすを広げ、その上に鶏ひき肉を薄く広げます。
- 水を加え、ふたをして中火にかけます。
- 蒸気が出たら弱めの中火にし、鶏ひき肉に火が通るまで蒸します。
- ひき肉を軽くほぐしながら全体を混ぜます。
- 片栗粉を少量の水で溶いて加え、軽くとろみをつけます。
- 好みで小ねぎを散らします。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・なすは蒸すことで、油を多く使わずにやわらかく仕上げやすくなります。
・鶏ひき肉は薄く広げると、火の通りが早くなります。
・片栗粉で軽くとろみをつけると、なすに味が絡みやすくなります。
・しょうがを使うと、作り置きでも味がぼやけにくくなります。
保存・食べ方の補足
・なすは保存すると水分が出やすいため、汁気ごと容器に入れると乾燥を防ぎやすくなります。
・冷蔵保存する場合は、清潔な容器に入れて早めに食べます。
・温め直すときは、全体をよく温め、ひき肉部分に加熱ムラがないようにします。
・ご飯にのせると、主食風のおかずとしても食べやすくなります。
小松菜としめじの卵蒸し
小松菜としめじの卵蒸しは、あと一品ほしいときに作りやすい副菜です。 火の通りやすい小松菜としめじを使うため、短時間で作れます。
卵を加えることで、野菜だけの副菜より満足感が出ます。 卵は火を通しすぎるとかたくなりやすいので、最後に加えてふんわり仕上げるのがポイントです。
材料の目安
・小松菜:1束
・しめじ:1/2パック
・卵:2個
・酒:大さじ1
・水:大さじ2
・しょうゆ:小さじ2
・塩:少々
・こしょう:少々
・かつお節:好みで適量
作り方
- 小松菜はよく洗い、食べやすい長さに切ります。
- しめじは石づきを取り、ほぐします。
- 卵はボウルに割り入れ、軽く溶きます。
- フライパンに小松菜の茎、しめじ、小松菜の葉の順に入れます。
- 水、酒、しょうゆを加え、ふたをして中火にかけます。
- 小松菜がしんなりしたら、溶き卵を回し入れます。
- ふたをして弱火で短時間加熱し、卵に火を通します。
- 仕上げに塩、こしょうで味を整え、好みでかつお節をのせます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・小松菜は茎を先に入れると、葉との火の通りをそろえやすくなります。
・卵は最後に加えると、かたくなりすぎるのを防ぎやすいです。
・しめじを加えると、うまみが出て調味料を控えめにしても食べやすくなります。
・短時間で作れるため、主菜の横に添える副菜として使いやすいです。
保存・食べ方の補足
・卵を使うため、作りたてが食べやすいレシピです。
・残った場合は清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに食べます。
・弁当に入れる場合は、卵にしっかり火を通し、汁気を切って十分に冷ましてから詰めます。
・味が薄い場合は、食べる直前にしょうゆやポン酢を少量足すと調整しやすいです。
ささみとブロッコリーのごまポン酢蒸し
ささみとブロッコリーのごまポン酢蒸しは、たんぱく質と野菜を一緒に取れる主菜兼副菜です。 ささみは淡白で乾燥しやすい食材ですが、酒をなじませて蒸すとしっとり仕上げやすくなります。
ブロッコリーは加熱しすぎると食感がやわらかくなりすぎるため、ささみの厚みをそろえて短時間で火を通すことが大切です。 仕上げにごまポン酢を絡めると、冷めても食べやすい味になります。
材料の目安
・ささみ:4本
・ブロッコリー:1/2株
・酒:大さじ2
・塩:少々
・こしょう:少々
・ポン酢:大さじ2
・白すりごま:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1
・好みで小ねぎ:適量
作り方
- ささみは筋を取り、厚い部分を開いて厚みをそろえます。
- ささみに塩、こしょう、酒少量をなじませます。
- ブロッコリーは小房に分け、茎はかたい皮を除いて薄切りにします。
- フライパンにブロッコリーを広げ、その上にささみを並べます。
- 酒を回しかけ、ふたをして中火にかけます。
- 蒸気が出たら弱めの中火にし、ささみに火が通るまで蒸します。
- ささみを食べやすく裂くか切り、ブロッコリーと合わせます。
- ポン酢、白すりごま、しょうゆを混ぜたたれを絡めます。
- 好みで小ねぎを散らします。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・ささみは厚みをそろえると、加熱時間が長くなりすぎず、乾燥を抑えやすくなります。
・ブロッコリーを下に敷くと、ささみが直接フライパンに当たりにくくなります。
・ごまを加えると香ばしさが出て、淡白な食材でも食べやすくなります。
・主菜にも副菜にも使えるため、作り置きや弁当のおかずに回しやすいです。
保存・食べ方の補足
・保存する場合は、粗熱を取って清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存して早めに食べます。
・温め直すとささみが乾燥しやすいため、少量のたれを足して温めると食べやすくなります。
・冷たいまま食べる場合は、ポン酢やごまを少し足すと味がなじみやすくなります。
・弁当に入れるときは、汁気を切り、十分に冷ましてから詰めます。
フライパン蒸しを献立や作り置きに使うコツ
主菜にするときはたんぱく質と野菜を組み合わせる
フライパン蒸しを主菜にするなら、肉や魚だけでなく野菜を一緒に入れると、食べ応えを作りやすくなります。 鶏むね肉とキャベツ、豚こまともやし、鮭ときのこ、たらと豆腐のように、たんぱく質と野菜を組み合わせると、一皿で献立の中心にしやすくなります。
野菜を下に敷くと、肉や魚の焦げ付き防止にもなります。 さらに、野菜から出る水分で蒸気が回りやすくなるため、フライパン蒸しに慣れていない人でも作りやすくなります。
主菜として満足感を出したいときは、香りのある食材を足すのもおすすめです。 しょうが、ねぎ、にんにく、きのこ、ごま、バターなどを少量加えると、調味料を増やしすぎなくても味がまとまりやすくなります。
ご飯に合わせる日は、しょうゆ、ポン酢、みそだれなど少し味がはっきりしたものを添えると食べやすいです。 あっさり食べたい日は、レモン、ねぎ塩、しょうが、ポン酢を使うと重くなりにくくなります。
副菜にするときは水分と味付けを控えめにする
副菜としてフライパン蒸しを作る場合は、水分と味付けを控えめにすると、ほかのおかずと合わせやすくなります。 小松菜、しめじ、ブロッコリー、なすなどは副菜にも使いやすい食材です。
野菜は加熱するとかさが減るため、見た目より多めに入れても食べやすくなります。 ただし、もやしや白菜のように水分が出やすい食材は、仕上げにふたを外して水分を飛ばすと味がぼやけにくくなります。
味付けは、食べる直前に足す方法も使いやすいです。 ポン酢、ごまだれ、しょうゆ、かつお節、すりごまなどを後から加えると、家族の好みに合わせて調整できます。
副菜にする場合は、主菜との味の重なりにも気をつけます。 主菜がしょうゆ味なら副菜はポン酢や塩味にするなど、味の方向を変えると献立全体が食べやすくなります。
作り置きや弁当に使うときは汁気と再加熱に注意する
フライパン蒸しは水分を使う調理法なので、作り置きや弁当に使うときは汁気の扱いが大切です。 汁気が多いまま保存すると、味が薄く感じたり、弁当に詰めにくくなったりすることがあります。
保存する場合は、粗熱を取ってから清潔な保存容器に入れます。 長く常温に置かず、冷蔵庫で保存して早めに食べるようにします。
弁当に使う場合は、汁気を軽く切り、十分に冷ましてから詰めます。 卵、豆腐、魚を使った料理は水分が出やすいため、弁当に入れる場合は特に状態を見て判断します。
再加熱するときは、中心までしっかり温めることが大切です。 鶏むね肉やささみは温め直しで乾きやすいため、少量の水分やたれを足すと食べやすくなります。
異臭、変色、ぬめり、酸っぱいにおいなどがある場合は、無理に食べないようにします。 保存状態や季節によって傷みやすさは変わるため、見た目やにおいに違和感があるものは避けます。
まとめ
・フライパン蒸しは、少量の水分とふたを使えば蒸し器なしでも作りやすい
・水を入れすぎると煮物に近くなるため、食材から出る水分も考えて調整する
・最初は中火で蒸気を出し、その後は弱めの中火から弱火で火を通すと焦げ付きにくい
・火の通りにくい食材や水分が出る野菜を下に置くと、全体を蒸しやすい
・鶏肉、豚肉、ひき肉は中心まで火が通っているか確認する
・魚は重ねずに並べ、身に透明感が残らずほぐれやすい状態を目安にする
・キャベツ、白菜、もやし、きのこはフライパン蒸しに使いやすく、食材のかさ増しにも役立つ
・油を控えたい日は、蒸してからポン酢、しょうが、ねぎ、ごまなどで風味を足すと食べやすい
・作り置きにする場合は、粗熱を取って清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存して早めに食べる
・弁当に使う場合は、汁気を切り、十分に冷ましてから詰める
・温め直すときは中心まで加熱し、鶏むね肉やささみは少量の水分やたれを足すと乾燥を抑えやすい
・異臭、変色、ぬめりなどがある場合は、無理に食べない
