前日準備できるお弁当は、朝の作業を減らしたい日に役立ちます。
ただし、前日に作ったものをそのまま何でも詰めればよいわけではありません。
お弁当では、汁気が少ないこと、中心までしっかり火が通っていること、冷ましてから保存すること、朝に必要に応じて再加熱して冷ましてから詰めることが大切です。
この記事では、前日に準備しやすく、朝は詰めるだけに近づけやすいお弁当レシピを8品まとめます。
鶏むね肉、豚こま、鮭、ちくわ、にんじん、小松菜、卵、ブロッコリーなど、家庭で使いやすい食材を中心にしています。
節約しやすい食材も取り入れながら、主菜、副菜、彩りおかずを組み合わせやすい内容にしています。
・前日に準備しやすいお弁当おかずの選び方
・朝の作業を減らすための保存と詰め方の考え方
・主菜、副菜、彩りに使える前日準備向きレシピ
・汁気や再加熱で失敗しにくくするコツ
作りたいレシピから見たい場合は、目次から気になる項目を選んでください。
前日準備できるお弁当は、朝の作業を減らす考え方が大切
前日準備できるお弁当を作るときは、「朝に何もしない」ことよりも、「朝の迷いと調理を減らす」ことを目標にすると続けやすくなります。
肉や魚を焼いておく、野菜を炒めておく、卵おかずを小分けにしておくなど、前日にできることはたくさんあります。
一方で、お弁当は持ち歩く時間があるため、保存や詰め方も大切です。
朝は、前日に準備したおかずを必要に応じて温め直し、しっかり冷ましてから詰めます。
温かいままふたをすると、蒸気で水分がこもりやすくなります。
水分が多いと味がぼやけたり、他のおかずに移ったりしやすくなるため、前日準備では「水分を減らしておく」「冷ましてから保存する」「詰める前に汁気を切る」という流れを意識します。
前日に作りやすいおかずは汁気が少ないもの
前日に準備しやすいお弁当おかずは、焼き物、炒め物、汁気を飛ばした味付きおかずです。
たとえば、照り焼き、しょうが焼き、甘辛炒め、しりしり、おかか炒めなどは、味をからめながら水分を減らしやすいのでお弁当に向いています。
冷めても味が分かりやすく、ご飯にも合わせやすいところも使いやすい点です。
反対に、煮汁が多いおかず、あんがゆるいおかず、生野菜の水分が出やすいおかずは、前日準備のお弁当では注意が必要です。
どうしても入れたい場合は、汁気をしっかり切る、別容器にする、朝に詰める直前に水分をふき取るなどの工夫をします。
おかずカップを使う場合も、汁気が多いと底にたまりやすいため、詰める前の状態を確認しておくと安心です。
前日準備では、味がなじむことも大きな利点です。
照り焼きやみそ味の焼き魚は、冷めても味がぼやけにくく、弁当のおかずとして食べやすくなります。
ただし、濃すぎる味付けは塩分が気になりやすいため、ご飯に合う程度を目安にし、たれを入れすぎないようにします。
朝は再加熱と冷ます時間を見込んでおく
前日に作ったおかずでも、朝に再加熱したほうが扱いやすいものがあります。
肉や魚のおかず、卵のおかず、野菜炒めなどは、冷蔵庫から出してそのまま詰めるより、必要に応じて温め直し、もう一度冷ましてから詰める流れにするとよいです。
再加熱するときは、中心まで温まるようにします。
朝の時間を短くしたい場合は、前日のうちにおかずを小分けにしておくと便利です。
弁当箱に入れる量に分けて保存しておけば、朝に取り出して温め直しやすくなります。
小分けにしておくと、汁気の確認もしやすく、詰める順番も決めやすくなります。
温めたおかずは、湯気が落ち着くまで冷ましてから詰めます。
ご飯も同じように、熱いままふたをしないことが大切です。
季節や持ち歩く時間によっては、保冷剤や保冷バッグを使うと、より扱いやすくなります。
お弁当に向かない前日準備の例
前日準備のお弁当では、半熟卵や加熱が不十分な肉、魚は避けます。
卵は中心まで火を通したものを使い、肉や魚も中までしっかり加熱します。
見た目だけで火通りが分かりにくい厚みのある肉は、薄く切る、小さめに切る、ふたをして蒸し焼きにするなどの工夫をします。
水分が多い生野菜も、前日からお弁当に入れる準備には向きにくいことがあります。
レタス、きゅうり、トマトなどは、時間がたつと水分が出やすく、他のおかずに移ることがあります。
使う場合は、朝に水気をふき取ってから入れる、仕切りを使う、量を控えめにするなどの工夫が必要です。
また、におい、変色、ぬめり、酸っぱいにおいなど、いつもと違う変化がある食品は使わないようにします。
前日準備は便利ですが、無理に食べ切るための方法ではありません。
清潔な器具を使い、粗熱を取ってから冷蔵し、食べるときの状態も確認することが大切です。
主菜、副菜、彩りおかずを分けて考えると続けやすい
前日準備のお弁当は、主菜、副菜、彩りおかずを分けて考えると組み立てやすくなります。
主菜は、鶏むね肉の照り焼き、豚こまのしょうが焼き、鮭のごまみそ焼きのように、ご飯に合うものを用意します。
副菜は、にんじん、小松菜、ピーマン、ブロッコリーなどを使うと、彩りを足しやすくなります。
茶色いおかずだけになると、味はよくても見た目が重くなりがちです。
にんじんのオレンジ、小松菜やピーマンの緑、卵の黄色を少し入れるだけでも、お弁当全体が整いやすくなります。
彩りのためだけでなく、食材の種類を分けることで、食べ飽きにくくなる点もメリットです。
忙しい日は、主菜1品と副菜1品だけでも十分です。
余裕がある日に副菜を2品作っておくと、翌日以降の組み合わせも楽になります。
無理に品数を増やすより、汁気が少なく、詰めやすく、冷めても食べやすいおかずを選ぶことを優先します。
節約したい日は安い食材と使い切りやすさを優先する
前日準備のお弁当は、節約にもつなげやすい作り方です。
豚こま、鶏むね肉、ちくわ、にんじん、油揚げ、卵などは、比較的使いやすく、複数のおかずに回しやすい食材です。
ただし、価格は時期や店舗、地域によって変わるため、安さを断定せず、その日に手に取りやすい食材で調整します。
節約したいときは、安い食材を選ぶだけでなく、使い切りやすさも大切です。
たとえば、にんじんはしりしりにすれば彩り副菜になり、余った分は炒め物やスープにも使えます。
小松菜は油揚げやおかかと合わせると水分を抑えやすく、お弁当向けの副菜にしやすいです。
まとめ買いした食材は、前日に切る、下味をつける、加熱して冷蔵するなど、使う形に近づけておくと無駄になりにくくなります。
ただし、前日準備したものを長く置く前提にせず、翌日のお弁当に使う分を中心に考えると安心です。
余りそうな食材は、味付けを変えたり、主菜と副菜に分けたりして、同じ味が続かないようにします。
前日準備できるお弁当レシピ8選
ここからは、前日に準備しやすいお弁当レシピを8品紹介します。
主菜、副菜、卵おかず、野菜おかずを組み合わせているので、弁当箱の大きさや家にある食材に合わせて選べます。
どのレシピも、前日に作って翌日のお弁当に使うことを想定し、汁気を減らしやすい作り方にしています。
鶏むね肉の照り焼き
鶏むね肉の照り焼きは、前日に作っておく主菜に向いているおかずです。
鶏むね肉は淡白なので、甘辛いたれをからめると冷めてもご飯に合わせやすくなります。
厚みをそろえて焼くと火が通りやすく、弁当箱にも詰めやすい大きさにできます。
材料の目安
・鶏むね肉 1枚
・片栗粉 適量
・しょうゆ 大さじ1と1/2
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・油 適量
作り方
- 鶏むね肉は皮を好みで取り、そぎ切りにして厚みをそろえます。
- 表面に片栗粉を薄くまぶします。
- フライパンに油を薄くひき、鶏むね肉を並べて焼きます。
- 片面に焼き色がついたら裏返し、ふたをして中まで火を通します。
- しょうゆ、みりん、酒、砂糖を加え、全体にたれをからめます。
- 汁気が多く残らないように、軽く煮詰めて火を止めます。
作り置きしやすいポイント
・そぎ切りにすると火が通りやすく、朝の再加熱もしやすくなります。
・片栗粉を薄くまぶすと、たれがからみやすく、冷めてもぱさつきにくくなります。
・たれを入れすぎず、最後に水分を飛ばすと弁当箱の中で汁漏れしにくくなります。
保存・食べ方の補足
・前日に作ったら、粗熱を取ってから清潔な保存容器に入れて冷蔵します。
・翌朝は必要に応じて温め直し、しっかり冷ましてから詰めます。
・ご飯の上にのせる場合も、たれが多すぎるとご飯が湿りやすいため、汁気を軽く切ってから入れると食べやすいです。
豚こまと玉ねぎのしょうが焼き
豚こまと玉ねぎのしょうが焼きは、節約しやすく、前日準備にも向く主菜です。
豚こまは火が通りやすく、玉ねぎを合わせることでかさ増ししながら甘みも加えられます。
しっかりめの味付けにすると、冷めてもご飯に合うおかずになります。
材料の目安
・豚こま切れ肉 200g
・玉ねぎ 1/2個
・しょうが すりおろし小さじ1
・しょうゆ 大さじ1と1/2
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・油 適量
作り方
- 玉ねぎは薄切りにします。
- 豚こま切れ肉は大きければ食べやすい大きさに切ります。
- フライパンに油を薄くひき、豚肉を炒めます。
- 肉の色が変わってきたら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒めます。
- しょうが、しょうゆ、酒、みりんを加えます。
- 全体に味をからめながら、余分な汁気を飛ばします。
作り置きしやすいポイント
・玉ねぎは薄く切ると火が通りやすく、肉と一緒に食べやすくなります。
・豚こまは比較的使いやすい価格帯のことが多く、玉ねぎで量を増やしやすいのが利点です。
・汁気を残しすぎないように炒めると、翌日のお弁当に入れやすくなります。
保存・食べ方の補足
・粗熱を取ってから保存容器に入れ、冷蔵します。
・翌朝に温め直すと、脂が固まっていてもなじみやすくなります。
・詰めるときは、下に水分がたまっていないか確認し、必要なら軽く汁気を切ってから入れます。
鮭のごまみそ焼き
鮭のごまみそ焼きは、魚を使った前日準備向きの主菜です。
みそとごまを合わせることで、冷めても味が感じやすく、ご飯にも合わせやすくなります。
朝に魚を焼く時間やにおいを減らしたいときにも便利です。
材料の目安
・生鮭 2切れ
・みそ 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・白すりごま 大さじ1
・油またはクッキングシート 適量
作り方
- みそ、みりん、酒、白すりごまを混ぜてたれを作ります。
- 鮭の表面の水分をキッチンペーパーで軽くふき取ります。
- 鮭にたれを薄く塗ります。
- フライパンに油を薄くひくか、クッキングシートを敷いて鮭を焼きます。
- 焦げやすいので火加減を調整しながら、両面を焼きます。
- 中まで火が通ったら取り出し、弁当に入れやすい大きさに分けます。
作り置きしやすいポイント
・みそだれは焦げやすいため、強火にしすぎないことが大切です。
・鮭の水分をふき取ってから焼くと、味がなじみやすくなります。
・白すりごまを加えると、たれの水分がまとまりやすく、弁当に入れやすい仕上がりになります。
保存・食べ方の補足
・前日に焼いたら、粗熱を取ってから保存します。
・翌朝は必要に応じて温め直し、冷ましてから詰めます。
・骨がある場合は、弁当に入れる前に取り除いておくと食べやすくなります。
ちくわとピーマンの甘辛炒め
ちくわとピーマンの甘辛炒めは、すき間おかずに使いやすい副菜です。
ちくわは短時間で火が通り、ピーマンを合わせると彩りも加えられます。
甘辛味にすると、冷めても味がぼやけにくく、お弁当の小さなスペースにも入れやすいです。
材料の目安
・ちくわ 3本
・ピーマン 2個
・しょうゆ 小さじ2
・みりん 小さじ2
・砂糖 小さじ1/2
・白ごま 適量
・油 適量
作り方
- ちくわは斜め薄切りにします。
- ピーマンは種を取り、細切りにします。
- フライパンに油を薄くひき、ピーマンを炒めます。
- ピーマンが少ししんなりしたら、ちくわを加えて炒めます。
- しょうゆ、みりん、砂糖を加えて味をからめます。
- 汁気が少なくなったら白ごまを加えて火を止めます。
作り置きしやすいポイント
・ちくわは切るだけで使えるため、前日の短時間調理に向いています。
・ピーマンは細切りにすると火が通りやすく、弁当箱のすき間に詰めやすくなります。
・白ごまを加えると風味が出るだけでなく、表面の水分もまとまりやすくなります。
保存・食べ方の補足
・保存するときは、粗熱を取ってから容器に入れます。
・翌朝は汁気が出ていないか確認し、必要なら軽く混ぜてから詰めます。
・主菜が肉や魚で茶色くなりやすい日にも、ピーマンの緑が入ると見た目を整えやすいです。
にんじんとツナのしりしり
にんじんとツナのしりしりは、前日に作りやすい彩り副菜です。
にんじんのオレンジ色が入ると、お弁当全体が明るく見えます。
ツナを合わせることでうまみが加わり、野菜だけの副菜より食べごたえが出ます。
材料の目安
・にんじん 1本
・ツナ缶 1缶
・卵 1個
・しょうゆ 小さじ1
・塩 少々
・こしょう 少々
・油 適量
作り方
- にんじんは細切りにします。
- ツナ缶は油や水分を軽く切ります。
- フライパンに油をひき、にんじんを炒めます。
- にんじんがしんなりしたらツナを加えて炒めます。
- 溶き卵を加え、全体を混ぜながら火を通します。
- しょうゆ、塩、こしょうで味を整え、水分を飛ばして仕上げます。
作り置きしやすいポイント
・にんじんは細く切るほど火が通りやすく、短時間で作れます。
・ツナの水分を軽く切ってから使うと、弁当に入れやすい仕上がりになります。
・卵を入れる場合は、半熟にせず、全体にしっかり火を通します。
保存・食べ方の補足
・粗熱を取ってから保存し、翌朝は必要に応じて温め直して冷ましてから詰めます。
・水分が出ている場合は、詰める前に軽く汁気を切ります。
・ご飯の横に添えるほか、主菜の下に少量敷くと彩りを足しやすいです。
小松菜と油揚げのおかか炒め
小松菜と油揚げのおかか炒めは、緑の副菜として使いやすいおかずです。
青菜は水分が出やすい食材ですが、炒めて水気を飛ばし、おかかを加えると弁当に入れやすくなります。
油揚げを合わせることで、野菜だけよりも満足感が出ます。
材料の目安
・小松菜 1束
・油揚げ 1枚
・かつお節 1袋
・しょうゆ 小さじ2
・みりん 小さじ1
・油 適量
作り方
- 小松菜はよく洗い、水気を切って3〜4cm長さに切ります。
- 油揚げはキッチンペーパーで表面の油を軽く押さえ、短冊切りにします。
- フライパンに油を薄くひき、小松菜の茎を先に炒めます。
- 葉と油揚げを加え、全体がしんなりするまで炒めます。
- しょうゆ、みりんを加えて味をからめます。
- 火を止める前にかつお節を加え、余分な水分をなじませます。
作り置きしやすいポイント
・小松菜は水気をしっかり切ってから炒めると、仕上がりが水っぽくなりにくいです。
・茎を先に炒めると火通りがそろいやすくなります。
・かつお節を加えることで、水分を吸わせながら風味も足せます。
保存・食べ方の補足
・保存前に粗熱を取り、容器の底に水分がたまりすぎないようにします。
・翌朝に詰める前は、汁気を確認してから入れます。
・ご飯に直接のせるより、おかずカップに入れると他のおかずに水分が移りにくくなります。
卵焼き風オムレツカップ
卵焼き風オムレツカップは、弁当箱のすき間に入れやすい卵おかずです。
卵焼き器がなくても作りやすく、小さく焼いておくと朝に詰めやすくなります。
具材を少量混ぜることで、彩りと食べごたえを足せます。
材料の目安
・卵 2個
・冷凍枝豆または刻み野菜 少量
・ハムまたはツナ 少量
・牛乳または水 小さじ2
・塩 少々
・こしょう 少々
・油 適量
作り方
- 卵をボウルに割り入れ、牛乳または水、塩、こしょうを加えて混ぜます。
- 枝豆や刻み野菜、ハムまたはツナを加えます。
- フライパンに油を薄くひき、小さめの円形になるように卵液を流します。
- 弱めの火で焼き、ふちが固まってきたら返します。
- 中までしっかり火が通るまで焼きます。
- 粗熱が取れたら、弁当箱に入れやすい大きさに分けます。
作り置きしやすいポイント
・小さめに焼くと、火が通りやすく、弁当箱にも詰めやすくなります。
・卵は半熟にせず、中心までしっかり火を通します。
・具材を入れすぎるとまとまりにくくなるため、少量にすると扱いやすいです。
保存・食べ方の補足
・前日に作る場合は、粗熱を取ってから保存します。
・翌朝は必要に応じて温め直し、冷ましてから詰めます。
・水分の多い具材を入れると傷みやすさやべたつきが気になりやすいため、枝豆、ハム、ツナなど少量で使いやすい具材を選びます。
ブロッコリーとじゃがいものチーズ焼き
ブロッコリーとじゃがいものチーズ焼きは、野菜を入れながら食べごたえも出せる副菜です。
ブロッコリーだけだと軽く感じる日も、じゃがいもを合わせると満足感が出ます。
チーズを少量使うと味がまとまり、冷めても食べやすくなります。
材料の目安
・ブロッコリー 1/2株
・じゃがいも 1個
・ピザ用チーズ 適量
・塩 少々
・こしょう 少々
・油 少量
作り方
- ブロッコリーは小房に分けます。
- じゃがいもは皮をむき、小さめの角切りにします。
- ブロッコリーとじゃがいもを加熱し、やわらかくします。
- 水分をしっかり切り、塩、こしょうで味を整えます。
- フライパンまたはトースター対応の容器に入れ、チーズをのせます。
- チーズが溶けて表面が軽く焼けたら取り出します。
作り置きしやすいポイント
・じゃがいもは小さく切ると火が通りやすく、弁当にも詰めやすくなります。
・ブロッコリーは水分が残りやすいため、加熱後にしっかり水気を切ります。
・チーズを使うと味がまとまりやすいですが、入れすぎると重くなるため少量で十分です。
保存・食べ方の補足
・前日に作ったら、粗熱を取ってから保存します。
・翌朝は必要に応じて温め直し、冷ましてから詰めます。
・水分が出ている場合は、キッチンペーパーで軽く押さえるか、汁気を避けて詰めると食べやすくなります。
前日準備のお弁当を失敗しにくくするコツ
前日準備のお弁当は、レシピ選びだけでなく、保存と詰め方で仕上がりが変わります。
おかず自体がおいしくできても、水分が多いまま保存したり、温かいままふたをしたりすると、翌朝に扱いにくくなることがあります。
忙しい朝ほど、前日の仕上げ方を少し丁寧にしておくと楽になります。
水分を減らしてから保存する
お弁当おかずは、水分を減らしてから保存すると詰めやすくなります。
炒め物は最後に少し火を強めて余分な水分を飛ばし、たれをからめるおかずは煮詰めすぎない範囲で汁気を減らします。
青菜やブロッコリーのように水分が残りやすい食材は、加熱後に水気を切ることが大切です。
水分を吸わせる食材を使うのも便利です。
かつお節、白ごま、すりごまなどは、風味を足しながら余分な水分をまとめやすくします。
小松菜のおかか炒めや、鮭のごまみそ焼きのように、水分を抑える材料を組み合わせると、前日準備のおかずとして使いやすくなります。
保存容器に入れる前にも、底に汁気がたまっていないか確認します。
特に、しょうが焼きや照り焼きは、たれが多いと弁当箱の中で広がりやすくなります。
たれを全部入れるのではなく、具材にからんだ分を中心に詰めると、食べやすい仕上がりになります。
冷ましてから保存し、冷ましてから詰める
前日におかずを作ったら、粗熱を取ってから保存します。
熱いまま密閉すると、容器の中に蒸気がこもり、水滴がつきやすくなります。
水滴が増えると、おかずが水っぽくなったり、味が薄く感じたりすることがあります。
翌朝に温め直した場合も、すぐに弁当箱へ入れてふたをしないようにします。
温めたおかずは、湯気が落ち着くまで冷ましてから詰めます。
ご飯も同じように、熱いままふたをすると蒸れやすいため、少し冷ましてからふたをします。
冷ます時間を確保するには、朝の最初におかずを温めておくと流れが作りやすくなります。
その間に身支度や他の準備を進めれば、最後に詰めるだけに近づけられます。
前日準備は、朝の作業をゼロにするというより、朝の調理と判断を減らすための方法です。
ご飯とおかずは詰め方を分けて考える
前日準備のおかずを詰めるときは、ご飯とおかずの距離も考えます。
たれが多い主菜をご飯に直接のせると、ご飯に味が移っておいしい一方で、水分が多いとべたつきやすくなります。
のせ弁にする場合は、汁気を切ったおかずを使い、たれを追加しすぎないようにします。
副菜は、おかずカップや仕切りを使うと詰めやすくなります。
にんじんしりしりや小松菜のおかか炒めのような細かい副菜は、そのまま入れると広がりやすいため、カップに入れると形が整います。
ブロッコリーやオムレツカップのような形があるおかずは、すき間を埋める役割にも向いています。
お弁当全体を考えるときは、主菜を先に入れ、そのあとに大きめの副菜、最後にすき間おかずを入れると詰めやすいです。
ちくわとピーマンの甘辛炒めや、にんじんしりしりは、少量でも彩りを足しやすいので、最後の調整にも使えます。
詰め方を決めておくと、朝の迷いが減ります。
におい、変色、ぬめりがあるものは使わない
前日準備したおかずでも、いつもと違うにおい、変色、ぬめり、酸っぱいにおいがある場合は使わないようにします。
見た目だけで判断しにくいこともあるため、無理にお弁当に入れないことが大切です。
特に、暑い時期や持ち歩く時間が長い日は、保存と持ち運びにより注意します。
調理するときは、清潔なまな板、包丁、保存容器を使います。
肉や魚を扱った器具で、そのまま野菜や加熱後のおかずを扱わないようにします。
保存容器は清潔なものを使い、粗熱を取ってから冷蔵します。
お弁当は、作ってから食べるまでに時間があります。
前日準備できるレシピを選ぶだけでなく、加熱、冷却、保存、詰め方までをセットで考えると失敗しにくくなります。
便利さを優先しすぎず、食べるときの状態を想像しながら準備することが大切です。
まとめ
・前日準備のお弁当は、朝の調理と迷いを減らす目的で考える
・前日に作りやすいおかずは、焼き物、炒め物、汁気を飛ばした味付きおかず
・肉、魚、卵は中心までしっかり火を通す
・温かいまま保存せず、粗熱を取ってから清潔な容器に入れる
・朝に温め直したおかずは、冷ましてから弁当箱に詰める
・汁気の多いおかずは、詰める前に水分を切る
・かつお節、ごま、すりごまは、水分をまとめながら風味を足しやすい
・主菜、副菜、彩りおかずを分けて考えると、弁当作りが続けやすい
・豚こま、鶏むね肉、ちくわ、にんじん、油揚げ、卵は節約にも使い回しにも向いている
・におい、変色、ぬめりなどの異変があるものは使わない
・保冷剤や保冷バッグは、季節や持ち歩く時間に合わせて取り入れる
・前日準備は、保存と詰め方まで含めて整えると朝が楽になる
