電気圧力鍋で豚の角煮を作るなら、肉を柔らかくする加圧調理だけでなく、下ゆで、焼き付け、脂の取り方、仕上げの煮詰め方を組み合わせると食べやすく仕上がります。 豚バラブロックは脂の多い部位なので、こってり感を楽しめる一方で、下処理を省きすぎると重く感じることがあります。
基本のしょうゆ味を押さえたうえで、下ゆでなし、煮卵入り、大根入り、味噌味、黒酢入り、塩味に変えると、同じ角煮でも献立や好みに合わせやすくなります。 作り置きする場合は、清潔な容器に移して早めに冷まし、温め直すときは中心までしっかり温めることが大切です。 ここでは、電気圧力鍋で作りやすい角煮レシピを、下処理や味付けの違いが分かるように整理します。
・電気圧力鍋で角煮を柔らかく作る基本
・下ゆでありと下ゆでなしの違い
・味付けや具材を変えた角煮レシピ
・角煮の保存と温め直しのコツ
作りたいレシピから見たい場合は、目次から気になる項目を選んでください。
電気圧力鍋で角煮を柔らかく作る基本
電気圧力鍋で角煮を作るときは、豚バラブロックを加圧するだけでなく、加圧前と加圧後の扱いを分けて考えると失敗しにくくなります。 加圧調理は肉に火を通しやすくしますが、味の濃さや脂っこさは、下ゆで、煮汁の量、仕上げの煮詰め方で変わります。 最初から濃い味で煮るより、加圧で肉を柔らかくし、最後に煮汁を少し煮詰めて味をなじませるほうが、家庭では調整しやすいです。
また、電気圧力鍋は機種によって加圧時間、容量、炒め機能、圧力の抜け方が異なります。 同じ分量でも仕上がりに差が出ることがあるため、満水線を超えないこと、蒸気口をふさがないこと、圧力が抜ける前に無理にふたを開けないことを守りながら作ります。 角煮は煮汁や脂が多くなりやすい料理なので、入れすぎず、仕上げで調整する意識が大切です。
豚バラブロックは大きさをそろえると火通りと味しみが安定しやすい
角煮に使う豚バラブロックは、厚みのある肉なので、切り方によって仕上がりが変わります。 大きすぎると中まで味が入りにくく、小さすぎると加圧後に崩れやすくなります。 家庭で作る場合は、食べやすい大きさに切り、なるべく厚みをそろえると、火通りと味しみが安定しやすくなります。
目安は、1切れを4〜5cm角ほどにすることです。 厚みがそろっていれば、同じ加圧時間でも柔らかさにばらつきが出にくくなります。 脂身が多すぎる部分がある場合は、包丁で少し整えると、仕上がりの重さを抑えやすくなります。 ただし、脂を取りすぎると角煮らしいしっとり感が出にくくなるため、完全に取り除く必要はありません。
下ゆでは脂とアクを落として食べやすくするために行う
下ゆでは手間がかかりますが、豚バラの脂やアクを落としやすく、角煮をくどく感じにくくするために役立ちます。 特に脂が多い豚バラブロックを使う場合や、作り置きして翌日も食べたい場合は、下ゆでを入れると仕上がりが落ち着きやすいです。
下ゆでするときは、豚肉を水、しょうが、長ねぎの青い部分などと一緒に加熱します。 電気圧力鍋で下ゆでする方法もありますが、煮汁を捨てて内釜を洗う手間が出ます。 手軽に済ませたい場合は、フライパンで表面を焼いてから熱湯を回しかける、または鍋で短くゆでる方法でも、脂やにおいを軽くできます。
下ゆでをしない角煮も作れますが、その場合は脂っこさが残りやすくなります。 加圧前に表面を焼き、出てきた脂をふき取り、仕上げで一度冷まして固まった脂を取り除くと食べやすくなります。 手間を減らすときほど、脂をどこで調整するかを決めておくと安心です。
加圧後に煮詰めると味がぼやけにくい
電気圧力鍋で角煮を作ると、加圧中は水分が大きく飛びにくいため、煮汁が残りやすくなります。 そのままだと、肉は柔らかいのに味が少し薄く感じることがあります。 加圧後にふたを開け、煮込み機能や炒め機能を使って煮汁を少し煮詰めると、照りと味のまとまりが出やすくなります。
煮詰めるときは、最初から強く煮立て続けるより、ときどき肉に煮汁をかけながら様子を見ます。 煮汁が減ると味が濃くなるため、しょうゆや砂糖を追加する前に、まず煮汁をなじませることが大切です。 卵や大根を入れる場合も、加圧後に加えて煮汁をからめると、崩れにくく味の調整もしやすくなります。
脂っこさが気になるときは冷まして脂を取り除く
豚バラの角煮は脂のうまみが魅力ですが、食べる量や体調によっては重く感じることがあります。 脂っこさが気になるときは、下ゆでだけでなく、冷まして固まった脂を取り除く方法が使いやすいです。 調理後に粗熱を取り、保存容器に移して冷蔵すると、表面に白く固まった脂が出ることがあります。 食べる前にその脂を取り除いてから温めると、口当たりが軽くなります。
脂をすべて避ける必要はありませんが、量を調整すると食べやすさが変わります。 大根、青菜、きのこ、豆腐、汁物などを合わせると、献立全体の重さも調整しやすくなります。 角煮だけで食卓を完結させるより、副菜や汁物でバランスを取ると、無理なく楽しめます。
機種によって加圧時間や水分量が変わる点に注意する
電気圧力鍋は、メーカーや機種によって加圧の強さ、予熱時間、保温の入り方、煮込み機能の有無が異なります。 レシピの加圧時間は目安として考え、初めて作るときは取扱説明書の肉料理や煮込み料理の注意点も見ながら調整します。 特に、内釜の容量に対して肉や煮汁を入れすぎると、うまく加圧できなかったり、吹きこぼれの原因になったりすることがあります。
また、調味料が多い煮汁は焦げ付きやすい場合があります。 砂糖やみりんを多めに使うレシピでは、加圧後の煮詰めで濃さを出すほうが調整しやすいです。 圧力が完全に抜ける前にふたを開けることは避け、表示やピンの状態を見て安全に扱います。
電気圧力鍋で作る角煮レシピ7選
ここからは、電気圧力鍋で作りやすい角煮レシピを紹介します。 基本のしょうゆ味を軸に、下ゆでなし、煮卵入り、大根入り、味噌味、黒酢入り、塩味まで変えると、同じ豚バラブロックでも違った主菜になります。 材料の分量は家庭で作りやすい目安です。 使う電気圧力鍋の容量や豚肉の厚みによって仕上がりが変わるため、加圧時間や煮詰め具合は様子を見ながら調整してください。
基本の電気圧力鍋角煮
どんなレシピか
基本の電気圧力鍋角煮は、豚バラブロックを下ゆでしてから、しょうゆ、酒、みりん、砂糖で甘辛く仕上げる定番の角煮です。 まずはこの作り方を覚えておくと、煮卵入りや大根入り、味噌味などにも展開しやすくなります。 下ゆでで脂とアクを軽く落とし、加圧後に煮汁を煮詰めることで、柔らかさと味のまとまりを両立しやすくなります。
材料の目安
・豚バラブロック:600g
・しょうが:1かけ
・長ねぎの青い部分:あれば1本分
・水:下ゆで用に適量
・しょうゆ:大さじ4
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ3
・砂糖:大さじ2
・水:150〜200ml
・ゆで卵や青菜:好みで適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- フライパン、または電気圧力鍋の炒め機能で豚肉の表面を焼きます。
- 出てきた脂を軽くふき取り、豚肉、しょうが、長ねぎ、水を入れて下ゆでします。
- 下ゆで後の湯を捨て、内釜を洗える場合は軽く洗います。
- 豚肉を戻し、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、水を加えます。
- ふたを閉め、肉料理や圧力調理モードで20〜25分を目安に加圧します。
- 圧力が自然に抜けたらふたを開け、煮込み機能で煮汁を少し煮詰めます。
- ときどき煮汁を肉にかけながら、好みの濃さになったら火を止めます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・下ゆでを入れると、脂やアクを落としやすくなります
・加圧前の味付けは濃くしすぎず、仕上げの煮詰めで調整します
・豚肉の大きさをそろえると、柔らかさのばらつきが出にくくなります
・しょうがと長ねぎを入れると、豚肉のにおいが気になりにくくなります
保存・食べ方の補足
・作り置きする場合は、粗熱を取ってから清潔な保存容器に移します
・表面に脂が固まった場合は、食べる前に取り除くと重さを調整できます
・温め直すときは、煮汁ごと小鍋で温めるか、電子レンジで途中に様子を見ながら中心まで温めます
・ご飯にのせて角煮丼にしたり、青菜を添えて主菜にしたりすると食べやすいです
下ゆでなしで作る手軽な角煮
どんなレシピか
下ゆでなしで作る角煮は、手間を減らしたい日に向くレシピです。 下ゆでを省く分、加圧前に表面を焼き、出てきた脂をふき取ることが大切です。 こってり感は出やすいですが、冷まして脂を取り除く工程を入れると、食べやすく調整できます。
材料の目安
・豚バラブロック:600g
・しょうが:1かけ
・しょうゆ:大さじ4
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ3
・砂糖:大さじ2
・水:180〜220ml
・長ねぎ:好みで1/2本
・からし:好みで少量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切ります。
- フライパン、または電気圧力鍋の炒め機能で豚肉の全面を焼きます。
- 出てきた脂をキッチンペーパーでふき取ります。
- 内釜に豚肉、しょうが、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、水を入れます。
- ふたを閉め、20〜25分を目安に加圧します。
- 圧力が抜けたらふたを開け、煮汁の表面に浮いた脂をすくいます。
- 煮込み機能で煮汁を少し煮詰め、肉にからめます。
- 時間があれば一度冷まし、固まった脂を取り除いてから温め直します。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・下ゆでなしの場合は、焼き付けと脂のふき取りで重さを調整します
・仕上げに一度冷ますと、脂を取り除きやすくなります
・煮汁を煮詰めすぎると味が濃くなるため、様子を見ながら仕上げます
・手間を減らしたい日でも、表面を焼く工程は入れると香ばしさが出やすいです
保存・食べ方の補足
・下ゆでなしの角煮は脂が多く残りやすいため、保存後に白く固まった脂を取り除くと食べやすくなります
・食べるときは、からしや白髪ねぎを添えると味が引き締まります
・丼にする場合は、煮汁をかけすぎると重く感じることがあるため、少量ずつ調整します
煮卵入りの甘辛角煮
どんなレシピか
煮卵入りの甘辛角煮は、角煮の煮汁を使って卵にも味をなじませる満足感のあるレシピです。 卵を加えると見た目が華やかになり、主菜としてもお弁当のおかずとしても使いやすくなります。 卵は加圧すると破裂や食感の変化が起きる場合があるため、加圧後に加えて煮汁をからめる作り方にします。
材料の目安
・豚バラブロック:600g
・ゆで卵:4個
・しょうが:1かけ
・長ねぎの青い部分:あれば1本分
・しょうゆ:大さじ4
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ3
・砂糖:大さじ2〜3
・水:150〜200ml
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切り、表面を焼きます。
- 必要に応じて下ゆでし、脂やアクを落とします。
- 内釜に豚肉、しょうが、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、水を入れます。
- ふたを閉め、20〜25分を目安に加圧します。
- 圧力が抜けたらふたを開け、ゆで卵を加えます。
- 煮込み機能で煮汁をかけながら、卵に色が付くまで煮ます。
- 火を止め、可能であれば少し置いて味をなじませます。
- 卵を半分に切る場合は、食べる直前に切ります。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・卵は加圧後に入れると、崩れにくく扱いやすいです
・煮汁を卵にからめることで、角煮の煮汁を無駄なく使えます
・砂糖を少し多めにすると、子どもにも食べやすい甘辛味にしやすいです
・味が濃くなりすぎる場合は、煮詰める時間を短くします
保存・食べ方の補足
・煮卵入りは作り置きにも向きますが、清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに食べ切るようにします
・卵を弁当に入れる場合は、十分に冷ましてから詰め、汁気を切ると扱いやすいです
・角煮と煮卵をご飯にのせれば、少量でも満足感のある丼にできます
大根入りの角煮
どんなレシピか
大根入りの角煮は、豚バラのうまみを大根に含ませるレシピです。 肉だけで作るよりも食べごたえを出しやすく、豚肉の量を増やしすぎずに主菜としてまとめられます。 大根は厚く切りすぎると味が入りにくいため、下ゆでや切り方を工夫すると仕上がりがよくなります。
材料の目安
・豚バラブロック:500〜600g
・大根:1/3〜1/2本
・しょうが:1かけ
・しょうゆ:大さじ4
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ3
・砂糖:大さじ2
・水:200ml
・小ねぎ:好みで適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切り、表面を焼きます。
- 大根は2〜3cm厚さの半月切りにし、面取りはできる範囲で行います。
- 豚肉を下ゆでする場合は、大根も別で軽く下ゆでしておきます。
- 内釜に豚肉、大根、しょうが、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、水を入れます。
- ふたを閉め、20〜25分を目安に加圧します。
- 圧力が抜けたらふたを開け、大根が崩れないように煮汁をかけます。
- 煮込み機能で煮汁を少し煮詰めます。
- 器に盛り、好みで小ねぎを散らします。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・大根を入れると、煮汁を吸って食べごたえが出やすくなります
・肉だけよりも献立の重さを調整しやすくなります
・大根は厚すぎない大きさに切ると、味が入りやすくなります
・煮崩れが気になる場合は、加圧後に大根を取り出してから煮汁を煮詰めます
保存・食べ方の補足
・大根は冷凍すると食感が変わりやすいため、冷凍したい場合は肉と煮汁を中心に分けると扱いやすいです
・冷蔵保存する場合は、煮汁に浸るように容器へ入れると乾燥しにくくなります
・翌日は大根に味がなじみやすいので、温め直して主菜にするほか、ご飯のおかずにも向きます
味噌だれ角煮
どんなレシピか
味噌だれ角煮は、基本のしょうゆ味に味噌のコクを加えた、ご飯に合いやすい角煮です。 味噌は加圧前から多く入れると風味が変わりやすく、焦げ付きの原因になる場合もあるため、仕上げに加えてなじませます。 しょうゆ味の角煮に飽きたときや、濃厚な主菜にしたいときに向いています。
材料の目安
・豚バラブロック:600g
・しょうが:1かけ
・しょうゆ:大さじ2
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ3
・砂糖:大さじ1〜2
・水:180〜220ml
・味噌:大さじ2
・白すりごま:好みで大さじ1
・長ねぎ:好みで適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切り、表面を焼きます。
- 必要に応じて下ゆでし、脂やアクを落とします。
- 内釜に豚肉、しょうが、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、水を入れます。
- ふたを閉め、20〜25分を目安に加圧します。
- 圧力が抜けたらふたを開け、煮汁を少量取り分けて味噌を溶きます。
- 溶いた味噌を内釜に戻し、煮込み機能で軽く煮ます。
- 煮汁が少しとろっとしたら火を止めます。
- 好みで白すりごまや長ねぎを添えます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・味噌は仕上げに溶き入れると、風味を残しやすくなります
・しょうゆを控えめにしておくと、味噌を加えても塩辛くなりにくいです
・白すりごまを加えると、たれにとろみと香ばしさが出ます
・味噌の種類によって塩分が変わるため、少しずつ加えて調整します
保存・食べ方の補足
・味噌だれは冷えるとかたく感じることがあるため、温め直すときは少量の水を足すと調整しやすいです
・ご飯にのせるほか、ゆでた青菜や蒸し野菜にたれを少しかけても食べやすいです
・味が濃く感じる場合は、角煮を小さめに切って野菜と合わせると、献立に取り入れやすくなります
黒酢入りさっぱり角煮
どんなレシピか
黒酢入りさっぱり角煮は、甘辛い煮汁に黒酢を加えて後味を軽くするレシピです。 豚バラのこってり感が気になるときでも、酸味を加えることで食べやすくなります。 酸味は加圧後に飛びすぎることもあるため、加圧前と仕上げで分けて使うと調整しやすいです。
材料の目安
・豚バラブロック:600g
・しょうが:1かけ
・しょうゆ:大さじ3
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ3
・砂糖:大さじ2
・黒酢:大さじ2〜3
・水:180〜220ml
・青ねぎ:好みで適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切り、表面を焼きます。
- 脂が気になる場合は下ゆでしてから内釜に戻します。
- 内釜に豚肉、しょうが、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、黒酢の半量、水を入れます。
- ふたを閉め、20〜25分を目安に加圧します。
- 圧力が抜けたらふたを開け、残りの黒酢を少しずつ加えます。
- 煮込み機能で煮汁を軽く煮詰めます。
- 味を見て、酸味が強い場合は少し煮てなじませます。
- 器に盛り、好みで青ねぎを散らします。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・黒酢を使うと、甘辛味に酸味が加わり後味を軽くしやすいです
・酸味は好みが分かれるため、一度に全量を入れず調整します
・脂が気になる場合は、下ゆでと冷却後の脂取りを組み合わせます
・野菜副菜や酢の物と合わせるより、青菜や汁物を添えると味が重なりにくいです
保存・食べ方の補足
・黒酢入りの角煮は、温め直すと酸味がやわらぐことがあります
・酸味を少し残したい場合は、食べる直前に黒酢を少量足してもよいです
・煮汁はご飯にかけすぎると味が濃く感じることがあるため、角煮にからめる程度にすると食べやすいです
塩角煮
どんなレシピか
塩角煮は、しょうゆを使う角煮よりもあっさり食べやすいレシピです。 長ねぎ、しょうが、酒を使い、豚肉のうまみを生かして仕上げます。 そのまま主菜にするだけでなく、スープ、麺、丼にも展開しやすいのが特徴です。
材料の目安
・豚バラブロック:600g
・長ねぎ:1本
・しょうが:1かけ
・酒:大さじ4
・塩:小さじ1前後
・水:250〜300ml
・にんにく:好みで1かけ
・黒こしょう:好みで少量
・青菜や白髪ねぎ:好みで適量
作り方
- 豚バラブロックを4〜5cm角に切り、表面を焼きます。
- 脂が気になる場合は、しょうがと長ねぎを入れて下ゆでします。
- 内釜に豚肉、長ねぎ、しょうが、酒、塩、水を入れます。
- ふたを閉め、20〜25分を目安に加圧します。
- 圧力が抜けたらふたを開け、味を見て塩を少量ずつ調整します。
- 煮込み機能で軽く煮て、スープの味をなじませます。
- 器に盛り、黒こしょうや白髪ねぎを添えます。
- スープを使う場合は、脂を取り除いてから麺や野菜に合わせます。
テーマに合わせて作りやすいポイント
・塩味は調味料が少ないため、豚肉の下処理で仕上がりが変わりやすいです
・塩は最初から入れすぎず、加圧後に調整します
・長ねぎとしょうがを多めに使うと、香りが出て食べやすくなります
・スープに使う場合は、表面の脂を取り除くと重さを抑えやすいです
保存・食べ方の補足
・塩角煮は、煮汁ごと保存すると乾燥しにくくなります
・温め直してそのまま食べるほか、ラーメン風の麺、雑炊、野菜スープに使いやすいです
・冷蔵後に脂が固まった場合は取り除き、中心までしっかり温めてから食べます
角煮を作り置きしやすくする保存と食べ方
角煮は作り置きしやすい料理ですが、肉と煮汁を一緒に保存するため、保存状態に注意が必要です。 調理後は鍋の中に長く置きっぱなしにせず、粗熱が取れたら清潔な保存容器に移します。 夏場や室温が高い日は傷みやすくなるため、早めに冷蔵し、食べる前に見た目やにおいも確認します。
保存日数は、調理後の扱い、季節、保存容器、冷蔵庫の状態で変わります。 日数だけで判断せず、異臭、変色、ぬめり、酸っぱいにおいなどがある場合は食べないようにします。 作り置きの安心感を高めるには、清潔な箸で取り分けること、再加熱するときに中心までしっかり温めることが大切です。
冷蔵保存は粗熱を取って清潔な容器に入れる
角煮を冷蔵保存するときは、粗熱を取ってから清潔な保存容器に移します。 熱いまま密閉すると容器内に水滴がつきやすく、冷蔵庫内の温度にも影響しやすいため、長く常温に放置しない範囲で冷ましてから入れます。 肉が乾燥しないよう、煮汁も一緒に入れると温め直しやすくなります。
保存するときは、食べる分だけ小分けにしておくと便利です。 何度も温め直すと味が濃くなったり、肉が崩れたりしやすくなります。 取り分けるときは清潔な箸やスプーンを使い、食べ残しを保存容器に戻さないようにします。
冷凍するなら肉と煮汁を小分けにする
角煮を冷凍する場合は、肉と煮汁を一緒に小分けにすると、温め直したときに乾燥しにくくなります。 保存袋を使う場合は、できるだけ空気を抜いて平らにすると冷凍しやすいです。 ただし、煮卵や大根は冷凍すると食感が変わりやすいため、冷凍向きの具材と分けて考えます。
冷凍した角煮を食べるときは、冷蔵庫で解凍してから小鍋や電子レンジで温めると扱いやすいです。 急ぐ場合でも、中心まで温まっているか確認します。 煮汁が煮詰まって濃く感じるときは、少量の水を足して調整します。
温め直しは煮汁を使ってしっとり仕上げる
角煮は温め直すときに煮汁を使うと、肉が乾燥しにくくなります。 小鍋で温める場合は、肉と煮汁を入れて弱めの火で温め、煮詰まりそうなら水を少し足します。 電子レンジを使う場合は、深めの耐熱容器に入れ、ラップをふんわりかけて途中で様子を見ます。
冷蔵後は脂が白く固まることがあります。 そのまま温めても食べられますが、重さが気になる場合は先に取り除くと食べやすくなります。 温め直し後は、青ねぎ、からし、白髪ねぎ、ゆで青菜などを添えると、味に変化をつけられます。
余った煮汁は煮卵や大根に使い回しやすい
角煮の煮汁には豚肉のうまみが出ているため、煮卵、大根、厚揚げ、こんにゃくなどに使い回しやすいです。 ただし、肉を煮た煮汁なので、保存状態には注意し、使う前にしっかり温めます。 脂が多い場合は、冷まして固まった脂を取り除くと使いやすくなります。
煮汁を使い回すときは、味の濃さを見て水で薄めます。 丼のたれにする場合は少量で十分です。 炊き込み風に使う場合は、塩分が強くなりすぎないよう、ほかの調味料を控えめにします。 煮汁だけを長く保存するより、早めに次の料理へ使うほうが扱いやすいです。
まとめ
・電気圧力鍋の角煮は、加圧前の下処理と加圧後の煮詰めで仕上がりが変わる
・豚バラブロックは4〜5cm角を目安に切り、大きさをそろえると火通りが安定しやすい
・下ゆでを入れると脂やアクを落としやすく、作り置きしても食べやすい仕上がりになりやすい
・下ゆでなしで作る場合は、焼き付けと脂のふき取りを入れると重さを調整しやすい
・味付けは加圧前に濃くしすぎず、仕上げの煮詰めで好みの濃さに近づける
・煮卵は加圧後に加えると崩れにくく、角煮の煮汁を無駄なく使いやすい
・大根入りは肉だけよりも食べごたえを出しやすく、献立の重さも調整しやすい
・味噌、黒酢、塩味に変えると、同じ豚バラブロックでも違う主菜として楽しめる
・冷蔵保存は粗熱を取って清潔な容器に入れ、食べる前に中心までしっかり温める
・冷凍する場合は肉と煮汁を小分けにし、卵や大根は食感の変化に注意する
・脂が気になるときは、冷まして固まった脂を取り除くと食べやすくなる
・煮汁は煮卵、大根、丼に使いやすいが、保存状態を見ながら早めに使い切る
