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和食がもっとおいしくなる基本のだしの取り方と保存のコツ

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和食がもっとおいしくなる基本のだしの取り方と保存のコツ
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寒い日に味噌汁を作ろうとして、鍋に水とだしパックを入れて沸かしたものの、どこか味が物足りないと感じたことはないでしょうか。
同じ味噌を使っているのに、実家の味噌汁やお店の汁物のほうが深みを感じるのは、多くの場合だしの取り方に差があるからです。
この記事では、昆布やかつお節などの基本から、忙しい日でも続けやすい取り方や保存のコツまで、初心者の方でも実践しやすい形でまとめます。

この記事でわかること

・昆布やかつお節を使った基本のだしの取り方の流れ
・煮干しや干し椎茸など素材別のだしの取り方のポイント
・作り置きするときの保存方法と衛生面での注意点
・市販だしの上手な活用法とよくある疑問への考え方

目次

基本のだしの取り方と味わいを知ろう

毎日の味噌汁や煮物をおいしくするには、難しい技術よりもまずだしの取り方の基本を押さえることが近道です。
ここでは、だしが料理にもたらす役割から、昆布と鰹節を使ったベーシックな取り方、よくある失敗までを整理します。
専門用語はできるだけかみ砕きながら、家庭で実践しやすい手順と判断基準を中心に見ていきましょう。

和食に欠かせないだしの役割と味わいの基本

だしは、和食の味の土台をつくる「うま味の汁」と考えると分かりやすいです。
塩や味噌、しょうゆの量が同じでも、だしにうま味がしっかり出ていると、しょっぱさを抑えながら満足感のある味になります。

だしの主なうま味成分には、昆布に多いグルタミン酸、かつお節や煮干しに多いイノシン酸、干ししいたけなどに含まれるグアニル酸があります。
これらは一緒に使うと、お互いのうま味を強め合う性質があり、「うま味の相乗効果」と呼ばれています。
うま味成分が重なると、塩分を控えめにしても味が物足りなく感じにくくなるため、健康面からも活用しやすい考え方です。
(出典:うま味インフォメーションセンター公式サイト)

実際の食卓で考えると、昆布とかつお節の合わせだしで作った味噌汁は、顆粒だしだけの味噌汁と比べて、口に含んだときの広がり方や後味の余韻が変わります。
例えば
「なんだかよく分からないけれど、もう一杯飲みたくなる」
という感覚は、多くの場合うま味がバランスよく出ている状態だと考えられます。

一方で、だしを濃くし過ぎると、具材の味よりだしの個性が勝ち過ぎてしまうこともあります。
上品に仕上げたい澄まし汁では、だしはしっかり取りつつも、塩やしょうゆは控えめにするなど、全体のバランスを見ながら味を決めることが大切です。

昆布とかつお節で取る基本のだしの取り方

最も取り入れやすいのが、昆布とかつお節を使った「合わせだし」です。
ここでは、一般的な流れと、失敗しやすいポイントを押さえておきましょう。

基本的な考え方は
「昆布のうま味をゆっくり引き出し、そのあとでかつお節の香りとうま味を重ねる」
という順番です。
昆布は水から入れ、時間に余裕があれば冷蔵庫で数時間ほど浸けておくと、より穏やかなうま味が出やすくなります。

鍋を火にかけたら、沸騰する直前で昆布を取り出すのが一般的です。
ぐらぐら沸騰させると、粘りが出たり、海藻特有のくさみが出たりしやすく、澄んだだしになりにくくなります。
その後、火をいったん止めてからかつお節を入れ、静かに沈むのを待ってから、再び沸騰させずにこし取ると、香りが生きたすっきりしただしになります。
このような流れは、企業のレシピサイトなどでも広く紹介されている一般的な方法です。
(出典:サントリー公式レシピサイト)

家庭では、かつお節を入れてすぐ強火で沸かし続けてしまうことがよくあります。
この場合、香りが飛びやすく、えぐみや雑味が出やすいため、だしをこした後に「なんとなく苦い」「香りが弱い」と感じることがあります。
少し面倒に感じても、火を止めてからかつお節を入れ、静かに待つ時間を取ることで、味わいが大きく変わります。

煮干しだし・椎茸だしなど素材別のだしの取り方のポイント

だしの取り方は、素材によって少しずつコツが変わります。
ここでは代表的な煮干しと干ししいたけを例に、考え方の違いを整理します。

煮干しだしは、味噌汁やうどん、煮物などに使いやすい、やや力強い味わいが特徴です。
頭やはらわたに独特の苦味やくさみが出やすいので、すっきりした味にしたい場合は、取り除いてから使う方法があります。
一方で、コクを出したい煮物では、あえて丸ごと使うこともあります。
どちらが正解というより、「すっきりさせたいか、濃厚にしたいか」で選び分けるイメージです。

煮干しは、昆布と同じく水からゆっくりうま味を出す方法がよく用いられます。
前の晩から水に浸けて冷蔵庫に入れておけば、朝は温めてこすだけでだしが取れるので、忙しい家庭でも取り入れやすいです。
ただし、長時間室温に置いておくと傷みやすくなるため、浸け置きする場合は冷蔵庫に入れることが安心につながります。

干ししいたけのだしは、香りとうま味が強く、精進料理や鍋物、煮物などで重宝します。
干ししいたけは冷たい水でじっくり戻したほうが、独特の香りとうま味が出やすいとされています。
戻し時間の目安は、室温やしいたけのサイズにもよりますが、冷蔵庫で数時間から一晩ほどかけると、落ち着いた味わいになりやすいです。
しいたけの戻し汁は、表面の汚れを軽くこしてから、だしとして使うとよいでしょう。

初心者が失敗しやすいだしの取り方と対処法

だし取りでよくある失敗は、次のようなものです。

  • だしの味が薄い
  • にごりや雑味が気になる
  • 思ったより香りが立たない

味が薄いと感じるときは、まず「水の量に対して素材が少なすぎなかったか」を振り返ります。
レシピどおりに入れたつもりでも、昆布が極端に薄い端の部分だったり、かつお節の種類が違ったりすると、うま味の出方に差が出ます。
その場合は、次回からだし素材の量を少し増やしてみるか、だしを少し煮詰めて味を調整する方法があります。

にごりや雑味が気になる場合は、強火で長く沸騰させていないかを確認します。
昆布を沸騰後も入れっぱなしにしたり、かつお節を入れたままぐらぐら煮続けたりすると、えぐみが出やすくなります。
すっきりした味を目指すときは、「沸騰させない」「長時間煮立てない」ことを意識すると、失敗が減ります。

香りが物足りないときは、だしを取ってから時間が経ち過ぎていないかを見直します。
だしは時間がたつと香りが弱くなる傾向があるため、できればその日のうちに使い切るのが理想です。
どうしても翌日以降に持ち越す場合は、密閉容器に入れて冷蔵し、使う前に一度温め直して香りを立たせると、印象が変わることがあります。

だしを使った料理例と味つけの考え方

だしを上手に使うと、味つけそのものは意外とシンプルで済むことが多いです。
例えば、よくある和食の組み立ては次のようなイメージです。

  • だしで具材を煮る
  • 塩やしょうゆ、みりんなどで味を整える
  • 最後に香りの薬味で仕上げる

味噌汁なら、だしに具材を入れて火を通してから、火を少し弱めて味噌を溶き入れます。
味噌を入れたあとにぐらぐら沸騰させると、香りが飛びやすくなるため、ふつふつと小さな泡が出るくらいを目安に火加減を調整するとよいでしょう。

煮物では、だしに砂糖やみりん、しょうゆ、酒などを加えた「煮汁」で具材を煮ていきます。
だしの量が多いほど味はやわらかく、だしを少なめにして煮詰めるほど濃い味になりやすいです。
家族の好みや、ご飯と合わせるかどうかで、「だしの量」と「調味料の強さ」のバランスを調整すると、失敗しにくくなります。

例えば
「子どもにはやさしい味にしたい」
という場合は、だしを少し多めにして塩分を控えめにすると、食べやすいことが多いです。
逆に、お弁当用の濃いめの煮物にしたいときは、だしをやや少なめにして煮詰めると、冷めても味がぼやけにくくなります。


シーン別に工夫するだしの取り方と保存・衛生

毎日ていねいにだしを取るのが理想でも、忙しいときにはなかなか難しいと感じる方も多いです。
ここでは、まとめ取りや保存のコツ、市販だしの上手な活用方法など、生活スタイルに合わせてだしの取り方を調整する考え方を整理します。
衛生面で気をつけたいポイントや、よくある質問にも触れながら、無理なく続けられるやり方を一緒に考えていきましょう。

忙しい日に便利なまとめ取りと冷蔵・冷凍保存のコツ

「毎朝だしを取るのは大変」という場合は、数日分をまとめて取り、冷蔵や冷凍で保存する方法があります。
ただし、どれくらい日持ちするかは、冷蔵庫の温度や容器の状態、扱い方などで変わるため、「何日なら必ず安全」とは言い切れません。

一般的には、だしを冷蔵で保存する場合、清潔な容器に入れ、なるべく早めに使い切ることが安心につながります。
冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下に保つことが目安とされているため、冷蔵庫内の温度管理も合わせて意識するとよいでしょう。
(出典:厚生労働省 家庭での食中毒予防)

まとめ取りをするときは、だしを取ったあと、鍋ごと室温に長く置きっぱなしにしないことが大切です。
浅い容器に小分けして粗熱をとり、なるべく早く冷蔵庫や冷凍庫に入れると、温度が早く下がりやすくなります。
一度口をつけたお玉や箸をだしの鍋に戻すと、唾液由来の菌が入りやすくなるため、味見のときは小さな器にだしを少量移してから口に運ぶと安心です。

冷凍する場合は、製氷皿や小分け容器に入れて凍らせておくと、味噌汁一杯分など、必要な量だけ取り出せて便利です。
解凍するときは、冷蔵庫で自然解凍するか、鍋に入れて再加熱しながら溶かします。
常温で長時間放置して解凍する方法は、温度が上がりやすく、衛生面からは避けたほうが無難です。

だしの取り方と衛生面で気をつけたいポイント

だしそのものはシンプルな材料ですが、水分が多い液体なので、扱い方によっては食中毒のリスクが高まることがあります。
特に注意したいのは、次のような場面です。

  • だしを室温で長時間放置する
  • 再加熱が不十分なまま食べる
  • 調理器具や容器が清潔でない

厚生労働省は、家庭でできる食中毒予防のポイントとして、残った食品は浅い容器に小分けして早く冷やし、再加熱するときは全体をしっかり温めることを勧めています。
汁物については、温め直す際に中まで十分に加熱し、味噌汁やスープは沸騰させることが目安とされています。
(出典:厚生労働省 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント)

だしを使った料理でも、同じ考え方が役立ちます。
例えば、鍋いっぱいに作った味噌汁をそのままコンロの上に置きっぱなしにし、翌日も温め直しながら継ぎ足して使うといった方法は、温度管理が難しくなります。
なるべくその日のうちに食べきるか、残りは清潔な容器に移して冷蔵庫に入れ、食べる前にしっかり温め直すほうが安心度は高まります。

また、まな板や包丁などに付いた生肉や生魚の汁が、だしの材料やだしを使った料理に触れると、いわゆる「二次汚染」が起きやすくなります。
生の食材を扱ったあとは、器具をよく洗い、必要に応じて熱湯をかけるなど、衛生的な扱いを心がけることが大切です。

乳幼児、高齢者、妊娠中の方、持病や治療中の方などは、一般的に食中毒の影響を受けやすいとされています。
こうした場合は、家庭内でもより慎重な温度管理や保存期間の設定が望ましく、少しでも不安があるときは、医師や管理栄養士などの専門家に相談することが安心につながります。

市販だし・顆粒だしを使うときの考え方と置き換え

忙しいときや、だし素材を切らしているときには、市販のだしパックや顆粒だしを活用する方法もあります。
これらは、昆布やかつお節などをもとに作られており、手軽にうま味を加えられる点が大きなメリットです。

使うときのポイントは、「いきなり表示どおりの量を入れ過ぎない」ことです。
まず少なめに入れて味を見てから、必要に応じて少しずつ足していくと、だしの味が勝ち過ぎるのを防ぎやすくなります。
味噌汁の場合は、「だしをやや控えめにして味噌の風味を生かす」など、自分の好みのバランスを探してみるとよいでしょう。

手作りのだしと市販だしを組み合わせる方法もあります。
例えば、昆布と煮干しで取っただしに、ごく少量だけ顆粒だしを足すと、うま味の厚みが出やすくなります。
一方で、だしパックを使うときは、煮出す時間を延ばし過ぎると苦味や雑味が出ることがあるため、パッケージに記載されている目安時間を参考に、ほどよいところで取り出すと味が安定しやすいです。

塩分や添加物が気になる場合は、原材料表示を確認し、自分や家族の体質、好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。
減塩を意識している方は、だしの風味をしっかり出して、塩やしょうゆを少し控えるといった工夫も一つの方法です。
ただし、体調や持病によって適切な塩分量は変わるため、個別の事情がある場合は、医師や管理栄養士に相談しながら調整することが望ましいです。

だしの取り方に関するよくある質問

Q.だしは毎回きちんと取らないといけませんか?
毎回ていねいに取るのが理想ではありますが、現実には難しい日もあります。
大切なのは「取れるときは基本のだしを取り、忙しい日は市販だしに頼る」など、自分の生活に合った折り合いをつけることです。
週末にまとめてだしを取り、冷凍ストックしておく方法も、無理なく続けたい方にとって現実的な選択肢になります。

Q.だしを取ったあとの昆布やかつお節はどうしたらよいですか?
昆布は刻んで佃煮にしたり、煮物や炒め物の具にしたりできます。
かつお節も、しょうゆやみりんと合わせてふりかけにしたり、お好み焼きの具に加えたりと、さまざまに活用できます。
ただし、使い切るまでに時間がかかる場合は、冷蔵や冷凍で保存し、においや状態を確認しながら早めに使い切ると安心です。

Q.だしの濃さはどうやって決めればよいですか?
まずは、レシピや商品パッケージに記載されている水とだし素材のバランスを一つの目安にします。
そこから、自分の好みや家族の反応を見ながら、少しずつ濃さを調整していくと、自宅の「標準」が見つかりやすいです。
外食やお惣菜と比べてみて、「もう少しすっきりさせたい」「もう少しコクが欲しい」と感じたポイントをメモしておくのも、上達の近道になります。

だしの取り方についてのまとめ

・だしは塩分を控えつつ満足感を出す味の土台
・昆布やかつお節のうま味には種類と役割がある
・昆布は水からゆっくり加熱し沸騰前に引き上げる
・かつお節は火を止めてから入れ静かに抽出する
・煮干しや干し椎茸も水から戻すと穏やかなだしになる
・だしの濃さは好みと料理の目的で調整してよい
・にごりや雑味の多くは強火の沸騰と煮過ぎが原因
・だしは取ったら早めに冷却し冷蔵か冷凍で保存する
・残っただしや汁物は再加熱で中までしっかり温める
・冷蔵庫内の温度管理も安全な保存には大切な要素
・市販の顆粒だしは少量から加えて味を見ながら使う
・手作りだしと市販だしを組み合わせる使い方もある
・だしがあると味噌汁や煮物の味付けが簡単になる
・家族構成や忙しさに合わせてだしの取り方は選べる
・不安があるときは専門家に相談しながら無理なく続ける

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